
米メディア『ブリーチャーレポート』が、ドジャースの補強プランに言及。今オフの移籍市場では外野手とリリーバー獲得が最優先とされているが、同メディアは先発投手陣の補強を予想した。ポストシーズンで戦ったブルワーズのエース右腕が、ターゲットになる可能性を示唆した。
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■トレードパッケージも予想
今オフの強化ポイントは外野陣とブルペン陣とされているドジャース。最大のターゲットとしては、カブスからフリーエージェント(FA)になったカイル・タッカー外野手やヤンキースからFAになった救援右腕デビン・ウィリアムズ投手らの名前が挙がっている。
しかし、ここにきて先発投手陣の補強もささやかれている。『ブリーチャーレポート』のケリー・ミラー記者は、ブルワーズのエース右腕フレディ・ペラルタがトレード市場に出てくる場合、ドジャースが有力な移籍先と示唆。その上でペラルタ獲得の見返りとして、ドジャースはマイク・シロタ外野手、アダム・セリノウスキー投手、アレックス・フリーランド内野手をブルワーズに送るというトレードパッケージも予想した。
29歳のペラルタは今季17勝を挙げたチームのエース。ドジャースと戦ったナ・リーグ優勝決定シリーズでは、第2戦に登板して山本由伸投手と投げ合った。結果は敗戦投手となったものの、大谷翔平投手から2三振を奪うなど確かな実力を見せた。
文字通りの大黒柱だが、来季終了後にFAとなる。そのため、チームとしては何の見返りもなく去られるよりは、即戦力や若手有望株を手に入れるために今オフでのトレードに応じる用意があるのでは……とささやかれている。
■サイ・ヤング左腕とも関連か
ペラルタと同じく、タイガースのサイ・ヤング賞左腕タリク・スクーバル投手も来季終了後にFAとなる。つまり、タイガースもブルワーズと同じ“悩み”を抱えており、今オフでのトレードに踏み切る可能性が残されている。そして、ドジャースはスクーバルとの関連も指摘されている。
ドジャースにとって先発投手陣のテコ入れは喫緊の課題ではない。ただ、大エースを獲得できるとなれば、黙って見過ごすことはないのではないか。そんな文脈が、最近の米メディアでは目立つようになっている。
ミラー記者は「ペラルタが加わった2026年の先発ローテーションを想像してほしい。すでに壮観なショウヘイ・オオタニ、ヨシノブ・ヤマモト、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーの4人に加わるとしたら、彼はどこに入るのか(おそらく3番手?)。彼らをどう組み合わせるのか、デーブ・ロバーツ監督にとって“うれしい悩み”になるだろう」と記した。
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