
ドジャースから今オフにフリーエージェント(FA)となったのが、“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手。内外野をこなす34歳のユーティリティ選手は、ワールドシリーズで全試合に先発出場し、球団初の2年連続世界一に大きく貢献した。
そんな中、地元メディア『ドジャース・ネーション』は18日(日本時間19日)、ドジャースがE・ヘルナンデスとの再契約に前向きであると報じている。
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■焦点となる左肘手術の影響
2025年のレギュラーシーズンでは93試合に出場し、打率.203と打撃では苦しんだが、ポストシーズンでは本領を発揮。17試合に出場して打率.250、1本塁打、7打点を記録し、ワールドシリーズでは主に左翼手として先発出場。チームの連覇を支える重要な役割を果たした。
34歳を迎えたE・ヘルナンデスの去就に注目が集まる中、『ドジャース・ネーション』は18日(同19日)、「ドジャースとキケ・ヘルナンデス、フリーエージェントで再会『互いに関心』」と題した記事を公開。米メディア『ジ・アスレチック』のファビアン・アルダヤ記者の報道を引用し、「ドジャースがヘルナンデスをロサンゼルスで10年目のシーズンに復帰させる可能性がある」と伝えている。
15日(同16日)には、E・ヘルナンデス自身が左肘の手術を受けたことをインスタグラムで公表しており、記事では「両者は再契約に関心を示しているが、ヘルナンデスの健康状態が交渉にどのような影響を与えるかは不透明」とし、リハビリの進行具合が焦点になると指摘された。
一方で同メディアは、「ヘルナンデスはチームのトップ選手とは言えないが、ファンのお気に入り選手としての地位を確立し、攻守においてバックアッパーとしてとして実力を発揮している」と高く評価。1年650万ドルでの再契約を予想し、「ドジャースにとっては手頃な契約」と資金面での障壁は少ないと分析している。
スター選手が並ぶドジャースの中で、“お祭り男”として親しまれ、攻守にわたり貢献してきたE・ヘルナンデス。来季、再びロサンゼルスのユニフォームに袖を通す“キケ”の雄姿を見ることはできるのか。
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