
2025年シーズンに球団史上初の2年連続世界一に輝いたドジャース。黄金期を築く常勝チームは、来季に向けての移籍市場での動きにも注目が集まっている。
補強ポイントの一つとして挙がっているのが、攻守に貢献できる外野手の存在。地元メディアでは、トレードでガーディアンズの好打者を獲得する可能性が報じられている。
◆「エドマンの手術は補強計画に影響を及ぼすか」公式がドジャースの動向に言及 FAの大物獲得ではなく若手登用の可能性も
■夏のトレード期間でも候補に挙がる
ドジャースでは、今季ジャイアンツから獲得したマイケル・コンフォート外野手が、打率.199、12本塁打、36打点と期待を大きく裏切った。32歳のベテランはフリーエージェントとなっており、球団は再契約に消極的と見られている。また、移籍市場の目玉とされるカブスのカイル・タッカー外野手にも関心が寄せられているが、獲得には大型契約が必要とされ、他球団との争奪戦が予想されている。
そうした中、地元メディア『ドジャース・ネーション』が名前を挙げたのが、ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手。夏のトレード期限でも候補に挙がった28歳への関心が再び伝えられている。
同メディアのXでは、米メディア『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者の報道を引用し、「ドジャースは今オフ、オールスター選手であるスティーブン・クワンの獲得を試みる可能性が高い」と言及。「クワンは現在ガーディアンズでプレーしており、ドジャースが求める外野のエリート守備者でもある」と、4年連続ゴールドグラブ賞を受賞している名手の獲得を推奨している。
また、『ドジャー・ブルー』も「スティーブン・クワンのトレードの噂 ドジャースは引き続き関心を示す」と題した記事を掲載。クワンへの再接近の動きを報じている。同記事では「クワンをトレードで獲得するメリットの一つは、彼が2027年までFAにならない点である。つまり、獲得すれば今後2年間は左翼のレギュラーが確保できる」として、補強ターゲットとしての魅力を分析している。
夏のトレード期間でも注目された“安打製造機”への関心は再燃している。ドジャースがクワン獲得に本格的に動くのか、その行方に注目が集まる。
◆ドジャース、FA市場の超目玉タッカー獲得には消極的?ブルペン補強を優先か 米放送局「長期契約は提示しない」



