
ドジャースのブランドン・ゴームズGMは11日(日本時間12日)、トミー・エドマン内野手が来週中にも右足首の手術を受けると明かした。
2月の春季キャンプには復帰できる見込みだが、オフの補強計画に影響を及ぼすのか、注目が集まっている。
◆ロバーツ監督に新たな悩みの種? ドジャース獲得候補に“守護神失格”の魔球使い「投球内容は依然高水準」も……
■GM「彼をずっと悩ませていた」
米ネバダ州ラスベガスで開催中のGM会議に出席したゴームズGMは、エドマンが右足首の手術を受けると明かした上で、「ずっと彼を悩ませていた問題。彼は本当にタフで、痛みを抱えながらもずっと試合に出続けてくれたし、実際に素晴らしいプレーを見せてくれた。今回しっかり治療して、この問題を解決するのはいいことだと思う」とコメントした。
今季のエドマンは4月の試合中に右足首を痛めて負傷者リスト(IL)入り。復帰したものの、8月に再び右足首を捻挫し、2度目のIL入りを余儀なくされた。それでもポストシーズンでは2本塁打を放つなど活躍し、チームのワールドシリーズ連覇に貢献した。
高いユーティリティー性を誇るエドマンは主に二塁手と中堅手を務めているが、もし復帰が遅れた場合、特に外野陣の層が一気に薄くなると言われている。“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手も外野を守れるが、今オフにフリーエージェント(FA)となっており、去就は不透明となっている。
そのため、MLB公式サイトのドジャース番、ソニア・チェン記者は「エドマンの手術は、ドジャースのオフシーズンの外野陣計画に影響を与える可能性がある」とし、今後の展開に言及した。
■若手3人衆はいずれも外野手
今季のドジャースは右翼にテオスカー・ヘルナンデス外野手を置いたが、ミスを犯すシーンが散見し、守備能力に疑問符が付いた。そのため、来季はT・ヘルナンデスを従来の左翼に戻し、右翼にはカイル・タッカー外野手をはじめ、FA市場から補強すると見られていた。
しかし、ここにきてトーンダウン。チェン記者も「タッカーに対し、他球団のように長期契約を提示する可能性は低い」とし、獲得にはやや消極的だと示唆した。
ドジャースは先日、マイナーからライアン・ウォード外野手を昇格させ、40人ロースター枠に入れることを発表した。また、チェン記者によると、ドジャースのファームシステムにおいて、特に有望視されているのはホセ・デ・パウラとザイール・ホープで、実は両名とも外野手だという。
そのため、チェン記者は「球団がウォードを含めて彼ら3人の成長スピードが、当初の予想より速いと判断すれば、今オフの補強方針に影響を与える可能性がある」と指摘。タッカーら大物選手を獲得することなく、若手の登用を選択する可能性を伝えた。
◆ド軍が“安打製造機”クワンに再接近か「求める外野のエリート守備者」 現地メディアは28歳の獲得メリットを分析
◆WSでも存在感発揮のキケやロハスはどうなる? オフにドジャースからFAとなった主要7選手まとめ・展望予想
◆「キケとロハスはチームリーダー」ド軍正捕手スミス、FAのベテラン2人に“残留要請” 米メディアも「いないのは想像しがたい」



