
格闘技イベント「RIZIN 師走の超強者祭り」は31日、さいたまスーパーアリーナにて開催。第15試合メインイベントのフェザー級タイトルマッチは、王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフが1ラウンド2分54秒TKO勝ちで朝倉未来に勝利した。
◆【RIZIN大晦日2025 結果まとめ】朝倉未来vsシェイドゥラエフなど、全試合リアルタイムでライブ更新|師走の超強者祭り
■「俺は逃げるのが嫌い」
朝倉の挑戦はわずか174秒で終わった。試合後、担架で運ばれていく朝倉の姿が中継で映し出されると、SNSでは心配の声が相次いだ。
王者シェイドゥラエフの前に成す術もなく散った朝倉だが、試合前のVTRで流れた手記による「覚悟」が、SNSで話題となっている。
「皆さまごきげんよう」から始まるメッセージには、「今度の相手は人生で最も危険な相手なので気持ちを整理したいと思って書いています」とし、映像では朝倉自身が手紙を書くシーンが映し出された。
「RIZINに参戦して、7年が経ちました。初めは世間で総合格闘技があまり認知されていなかったので、大好きな格闘技をRIZINを広めたくて7年間戦ってきました。18戦もしたし、YouTubeもやったり色んな事がありましたね。俺の青春です」とこれまでの格闘技人生を振り返り、「今では満員の会場、大歓声が飛び交う中で戦えている事が嬉しいです」とした。
また、「ファンのみんなへ、いつも見守ってくれてありがとう。大丈夫です。ご心配なく、勝つ気満々でいます。でかい声援お願いします」「アンチへ、良くも悪くも盛り上げてくれてありがとう。あなたあってのRIZINであなたあっての朝倉未来です」と、ファンだけではなくアンチへの感謝も。
続けてチームには「強くなりましたね。いろんな事があったなかでここまで強いチームになった事を誇りに思います」とし、弟・朝倉海には「弟へ、負けた時はどちらかが勝って俺ら兄弟はここまでやってきた。だとしたら、今回俺が勝つかもね。あの路上の喧嘩から始まった事がまさかこんなところまで来るとはね。リングの近くで見てなさい」と綴った。
母親へ向け「母へ、引退宣言した時はホッとしてましたね。ごめんなさい、俺は逃げるのが嫌いなのでもう少しやらせてください」とし、父親には「父へ、自分に戦う道を教えてくれてありがとう」と言葉少なに家族への想いを綴った朝倉。
最後にはシェイドゥラエフへ向け「最強のチャンピオンへ、喧嘩やった事ありますか? めちゃくちゃ楽しいよ。リングで死んでもかまわないよね? 1Rから殺り合いましょう」と朝倉節の宣戦布告。続けて「遺書とかではないです。勝って自分の人生を続けます。長くなりました。それではみなさま、よいお年を。2025年大晦日朝倉未来」と締めくくっている。
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