
メジャー通算223勝、今季限りで現役を引退したクレイトン・カーショー投手は6日(日本時間7日)、米人気ポッドキャスト『ダン・パトリック・ショー』にゲスト出演。2年間同僚として過ごした、大谷翔平投手や山本由伸投手について語っている。
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■「中途半端な球速」で投げてはいけない
『ダン・パトリック・ショー』にリモート出演したカーショーは、ワールドシリーズで3勝を挙げた山本の話題に触れ、「ヤマがやったことは本当にすごかった。あんなの、野球界でまた見られるかどうか分からない。第6戦で先発した投手が、翌日にも登板して……1アウトや2アウトを取るだけじゃなくて、2回と3分の2イニングも投げたんだ。本当に信じられない人間離れしたパフォーマンスだったよ」と絶賛。献身的な姿に心を打たれたと明かした。
番組ホストのダン・パトリック氏から大谷との対戦経験を問われると、「(エンゼルス時代)1本も安打を許していないんだよ」と即座に回答。MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』によると、両者の対戦成績は11打数0安打でカーショーに軍配。四球もなく、最速93.6マイル(約150.6キロ)のフォーシームで2つ、スライダーとカーブで1つずつの計4三振を奪っている。
カーショーは「生涯自慢するよ。どういう反応するか分からなくて、まだ本人には言っていないけどね」と話すと、「(攻略法について)他球団の選手には絶対言わないが……中途半端な速さの球は絶対に投げてはダメ。残念ながら、もう自分はその中途半端な球しか投げられないんだけどね。今やったらたぶん通用しないだろうな」と笑った。
初対決となった2020年以降、メジャーリーグで大谷と通算11打席以上対戦し、無四球且つ無安打に抑えているのはレジェンド左腕カーショーのみ。球界屈指の「大谷キラー」であったと誇るには十分な実績だろう。
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