
ア・リーグ優勝決定シリーズは19日(日本時間20日)に第6戦が行われ、ブルージェイズが6ー2でマリナーズに快勝。通算成績を3勝3敗とし、ドジャースが待つワールドシリーズ(WS)進出へ向けて逆王手をかけた。運命の最終戦、第7戦は引き続き20日(同21日)にトロントで行われる。
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■PSの球団最多本塁打に並ぶ
マリナーズに王手をかけられたブルージェイズは、先発のマウンドにルーキー右腕トレイ・イェサベージ投手を送り込んだ。22歳の若き右腕は期待に応え、5回2/3を6安打2失点、7奪三振と好投。60本塁打のカル・ローリー捕手も封じ、PS2勝目を挙げた。
打線も活発で、アディソン・バーガー外野手が先制適時打と2ランを放ち、3打点を挙げる活躍。さらに主砲ブラディミール・ゲレーロJr.内野手も5回の第3打席、今PS6号となるソロアーチを放ち、マリナーズを突き放した。
ゲレーロJr.、PS6号
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— MLB (@MLB) October 20, 2025
MLBネットワークのジョン・モロシ記者によると、ゲレーロJr.のPSにおける6本塁打は、ホセ・バティスタ、ジョー・カーターと並ぶ球団最多記録だという。
今ポストシーズン、ゲレーロJr.は打率.462(39打数18安打)、6本塁打、12打点、出塁率.532、OPS1.532という圧巻の数字を残しており、文字通りチームをけん引。試合後には「私はこの街(トロント)のためにプレーしている。チームメートのためにもプレーしている。私はこのチームを信じている」と語り、「チームを信じ、神を信じ、この街のためにすべてを捧げれば、何かすごいことが起きるんだ。今日の勝利を喜んだら、それはもう忘れて、明日また勝つために挑むだけさ」と運命の第7戦に目を向けた。
■「アクセルを踏み続ける」
ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は試合後、「このチーム、このメンバーたちは特別だよ」と称賛。続けて、「我々の旅がどこに導かれるか、それは誰にも分からない。それでもア・リーグ優勝決定シリーズの第7戦にまで辿り着いたんだから、本当に最高の気分だ。でも、試合後の選手たちの反応に感心したよ。彼らは浮かれることなく、いつも通りの自分たちのルーティンに戻り、やるべきことをやっていた。ここで気を緩めず、アクセルを踏み続けて明日に備えないといけない」と大一番に向けて、気合を入れ直していた。
また、指揮官は、ゲレーロJr.がPSにおける球団最多本塁打に並んだことについて、「6本のアーチを放ち、さらに素晴らしい守備と走塁を見せている。彼のプレーは、まさに球界のエリート選手に求められるものだ」と話し、期待通りの活躍に目を細めた。
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