
ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズに臨んでいるドジャースだが、敵地ミルウォーキーでの宿泊先は幽霊騒動で有名なホテル。会見に出席したテオスカー・ヘルナンデス外野手によると、今回の遠征に同行している夫人が同ホテルへの宿泊を拒否したため、別のホテルに滞在していると明かした。
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■「何かがおかしいと感じる」
ドジャースが宿泊先として利用しているミルウォーキーの「ザ・フィスターホテル」は、幽霊騒動で有名。築132年の同ホテルについて、ムーキー・ベッツ内野手は「何かがおかしいと感じているが、それが何なのか自分で確かめるようなリスクはとりたくない」と話し、以前から自身で別のホテルを予約している。
会見でこの話題に触れたT・ヘルナンデスは「私自身は気にしないし、幽霊なんて信じない。これまでも何もなかった」と話したが、今回の遠征に同行しているジェニファー夫人が同ホテルへの宿泊を拒否したため、別のホテルに滞在していると明かした。
そして、ジェニファー夫人がチームメートの奥様たちから聞いた話も披露。「彼女たちによると、部屋のライトが勝手についたり消えたり、なぜかドアの開閉音や足音が聞こえたり……ということがあったらしいんだ」と続けた。
過去にはフィリーズのブライス・ハーパー内野手が「いつの間にか、自分の服が部屋の反対側に移動していたんだ」と奇妙な出来事を語ったほか、ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手も「壁にかかっている肖像画や、そこら中にある古いカーテンが薄気味悪いんだ。ディズニーランドのホーンテッドマンションを思い出すよ。あそこにいる時間は短ければ短いほどいいね」と話していた。
■指揮官「安心して眠れる」
見えざる敵とも戦っていたメジャーリーガーたちだが、米紙『USA TODAY』は元MLB幹部の証言を掲載し、“幽霊の正体”に言及した。
同幹部は「古いほうの棟にある部屋のドアは床までぴったり届いておらず、下にすき間があるんだ。だから、選手たちは夜中にテレビのリモコンを持って、他の選手やスタッフの部屋の前に行き、そのすき間からテレビに向けてリモコンボタンを押し、テレビをつけたり消したりしていたんだ。そういういたずらを、これまで何度も見てきたよ。幽霊騒ぎの始まりは、昔のそういういたずらだったのさ」。そして、同紙の「幽霊は出ない?」という質問に対し、「出ない」と断言したという。
T・ヘルナンデスと同じく会見に臨んだデーブ・ロバーツ監督も、同ホテルの幽霊騒動について聞かれると「私は超常現象の話なんて持ってないよ。そういうのは10歳くらいの時にもう終わったんだ。今は安心して眠れるよ」と笑った。
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