
MLB公式サイトは10日(日本時間11日)、今オフにポスティングシステムでのメジャー移籍が濃厚となっているヤクルトの村上宗隆内野手に言及。移籍先候補となる球団名や懸念点などを紹介した。同日には移籍情報を扱う米サイト『MLB TRADE RUMORS』も村上の去就に触れており、和製大砲の動向に注目が集まっている。
◆“日本のジャッジ”と称されたヤクルト村上宗隆、移籍先本命に挙げられる球団とは……「強力打線に完璧にフィットする」
■「パワーがある反面、スイングに弱点」
MLB公式サイトは「日本のスターである村上宗隆、彼の市場価値はどう評価されるのか」と題し、今オフの動きを予想した。
まず、同サイトは村上がポスティングされるという前提で記事を展開。その中で「彼には確かなパワーがある。そのパワーはメジャーでも通用するはずだ」というスカウトのコメントを掲載した。
ただ、合わせて懸念されるポイントも紹介。三振率の増加や四球率の低下を挙げた上で、「三振と四球の数字は、(獲得に向けて)一部のチームを尻込みさせるかもしれない。彼には大きなパワーがあるが、そのスイングには多くの弱点も見える」というア・リーグの球団幹部の話も伝えた。
一方、気になる移籍先候補としてはヤンキース、メッツ、フィリーズ、マリナーズに加え、ドジャース、レッドソックス、ジャイアンツの名前を挙げた。
■移籍先候補にドジャースの名前も
基本的には村上と同じポジション(一塁、三塁)の選手が流出しそうなチームを指名した形で、同サイトによると「メッツは一塁を守るピート・アロンソ内野手がオプトアウト(契約破棄)する可能性があり、マリナーズは一塁手のジョシュ・ネイラーと三塁手のエウヘニオ・スアレスをフリーエージェント(FA)で失うかもしれない」という。
また、フィリーズも本塁打王カイル・シュワーバー外野手がFAになるため、もしチームを去った場合はDHが空くことになり、そこで村上を起用することも考えられるという。そのほか、ドジャースのマックス・マンシー内野手、レッドソックスのアレックス・ブレグマン内野手という三塁手にも移籍の噂があり、この両チームも村上獲得に乗り出す可能性があるとした。
『MLB TRADE RUMORS』も村上を特集し、移籍先候補としては上記チームに加えて、エンゼルスやカブス、タイガース、レッズなどの球団名を挙げた。いずれも、一塁手あるいは三塁手を補強する可能性があるチームとなっている。
◆村上宗隆はフィリーズ、岡本和真はレッドソックス……米メディアが早くも新天地を予想 評価急上昇の今井達也はヤンキースかパドレス
◆「大谷翔平はまだ寝ている状態」米放送局レジェンド解説陣、ドジャース今後の快進撃を予想 「この男が本気になったら……」
◆【まとめ】大谷翔平、悲願の世界一連覇なるか 2025年ポストシーズン ドジャース戦日程/トーナメント表/中継情報/試合結果一覧