
第43回ローズS(14日/GII、阪神芝1800m)には、オークス馬のカムニャック、同3着のタガノアビー、J.モレイラとともに秋華賞への切符を目指すミッキーマドンナなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「チェルビアット」を取り上げる。
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■チェルビアット
ブリンカーを装着しての先行押し切りの形で芝の1200メートルの未勝利戦を突破した本馬。そこからわずか約2カ月後には、府中のGI芝1600メートルので後方一気からアワヤのシーンを演出してしまう、信じられないようなサクセスストーリーを展開した。
チェルビアット ローズステークス調教動画
人間と同様、サラブレットも“きっかけ”ひとつで大きく成長することがある。同馬にとっての“きっかけ”は、3走前の経験だろう。後方の窮屈な進路でギリギリまで脚を使えない形で、おそらく脚も余していたが、進路があいてからの弾けっぷりがすさまじかった。あれで乗り手が同馬のキャラクターを理解。そして、同馬は同馬で自身のスタイルが気に入った=脚を溜める競馬を理解したということ。末脚は一級品。フロックでも何でもなく、この世代のトップ層の一頭と断言できよう。
それだけに秋の始動に、1800メートルのここを選んだのも納得がいく。少しずつ距離を延ばして本番の2000メートルへということ。以前より力みが薄れ、溜めた脚に磨きがかかる。1週前には2F24秒フラットと切れに切れた。最終追いは“高野厩舎流”のゆっくり走る調整ができており、理想的な調整過程だ。好戦必至。
総合評価「S」
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