
米メディア『ドジャース・ネーション』は4日(日本時間5日)、今季開幕前にドジャースが契約した新戦力を評価。生え抜き左腕のクレイトン・カーショー投手やエンリケ・ヘルナンデス内野手など、計9選手を採点。5選手を最高のA評価とした。
一方で、開幕から度々打撃不振が話題に挙がるマイケル・コンフォート外野手や、守護神のタナー・スコット投手らには厳しい評価が下された。
◆ドジャース打線でもっとも勝負強いのは……? 米データサイト“状況別成績”で比較、大谷翔平はチーム2位の「OPS1.087」
■「キケ」は過去の実績と今後も重視
『ドジャース・ネーション』の公式YouTubeは同日、今季ドジャースが開幕前に新契約を結んだ主な9選手を4段階(プラスありのAからD)で評価。最高のA評価にE・ヘルナンデス、カーショー、キム・ヘソン内野手、ブレイク・スネル投手、ブレイク・トライネン投手の5人が選ばれた。
「キケ」の愛称で知られるE・ヘルナンデスは、故障もあり攻撃面で不調に陥っているが、同メディアは「平凡なレギュラーシーズンを過ごした後、プレーオフでスイッチを入れて決定的な一打を放つ姿を何度も見せてきた」と評価。契約も安価で、今後の大舞台で巻き返しがあると期待を込めた。
生え抜き左腕のカーショーに関しては、「Aプラスでもいいくらい、素晴らしい契約だ」と絶賛。18先発で9勝を挙げ、見事なカムバックを果たしたレジェンドを称えた。
■コンフォートは巻き返しに至らず……
また、3年1250万ドル(約18億5000万円)で加入したキムについては、多才な守備と高い走塁能力に加えて、課題の打撃力にも向上が見られる点を評価。26歳と若く、長期的な活躍が期待できるため「コストパフォーマンスが高い」とした。
そして、スネルは故障離脱こそあったものの、8月は月間防御率2.54と安定。「ポストシーズンで5、6先発をエリート級で投げればA評価確定だ」とさらなる飛躍を求めた。さらに、前腕捻挫で長期欠場したトライネンも復帰後の投球と過去の実績でA評価。「ポストシーズンで最重要リリーフになる可能性は大きい」と強調した。
一方で、打撃不振が改善されないコンフォートは9選手中で最低評価のDに。カービー・イエーツ投手がDプラスで、守護神のスコットがCマイナスと軒並み厳しい結果に。股関節の怪我で、守備に悪影響が出ているテオスカー・ヘルナンデス外野手もC評価に留まった。
◆ロバーツ監督が促すT・ヘルナンデスへの奮起「個人的に期待をかけている」 不振指摘も主砲復活へ信頼強調「足並みは揃っている」