
総合格闘家でUFCフライ級15位の朝倉海は16日(日本時間17日)、「UFC319」のメインカードで同級11位のティム・エリオット(米国)と対戦。2回4分39秒でギロチンチョークを極められ一本負けを喫した。
実況解説を行った元総合格闘家の金原正徳氏はUFC2連敗となった朝倉について「本人自身が持っているものが、強さが、この階級で合っているのかな」と問題提起した。
◆【実際の映像】朝倉海、真っ赤な顔で堪えるも……無念の“ギロチンチョーク”一本負け
■「一回バンタムで勝負してほしい」
2回前半まで打撃メインの攻防を優位に進めた朝倉だが、クリーンテイクダウンでエリオットにペースを奪われると、ギロチンチョークを極められタップアウト。
朝倉は2024年12月の現王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)とのタイトルマッチに続きUFCデビュー戦から2試合連続で手痛い一本負けを喫した。
解説を務めた金原氏は同戦について、「内容はすごく良かったが、ポジションを取られてからの対応があまり良くない」と言及。
メインカード第2試合の前にも「まださっきの敗戦が整理できていない」と朝倉の試合に触れ、「なんで負けたんだろうと考えて、やっぱり階級だなと思っちゃう」と敗因を分析。「あんなに腰が軽いとも思わないし、あんなにクリーンテイクダウンをとられるところも今まで見たことなかった」とし、階級の問題が大きいのではと私見を述べた。
朝倉は元RIZINバンタム級王者で、前戦のパントージャ戦でも朝倉にはフライ級は適正ではないのではないかと階級論争が巻き起こっていた。
金原氏は「技術とか根本的な部分ではなくて、本人自身が持っているものが、強さが、この階級で合っているのかな」と再度問題提起し、「このままフライで終わるよりは、一回バンタムで勝負してほしい」とUFC3戦目はバンタム級で戦ってほしいと持論を述べた。
さらに、「負けたということは取り組み方が間違っていた証拠だと思う。同じことをせずに取り組めると。僕も面識あるし、そういうことも伝えていければ」と自身からも階級転向を勧めたいとした。
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What a performance 💪@TElliott125 gets the submission victory in round two! #UFC319 pic.twitter.com/VGlV60OKPX
— UFC (@ufc) August 17, 2025