31日（日本時間8月1日）に迫るトレード期限を前に、各球団の動きが慌ただしくなってきた。MLB公式のマリナーズ担当ダニエル・クレイマー記者によると、同球団はエウヘニオ・スアレス内野手（ダイヤモンドバックス）の獲得交渉が難航中。ウィリー・カストロ外野手（ツインズ）ら新たな候補に照準を切り替える可能性が出てきたという。
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■要求が高く、各球団の交渉が難航
トレード期限の目玉として注目を集めるスアレスは、三塁手獲得を目指すマリナーズの最優先候補に挙げられてきた。しかし、ここにきて交渉が難航。MLB公式のマーク・フェインサンド記者によると、ダイヤモンドバックス側が「天文学的な」トレード条件を求めているようだ。
マリナーズやカブス、レッズ、フィリーズら獲得候補は、今オフにFAとなるスアレスのおよそ残り50試合の貢献と、将来有望な若手を天秤にかける選択肢に迫られている。
ヤンキースは、ロッキーズからライアン・マクマーン内野手を獲得し争奪戦から撤退。マリナーズは強打の一塁手ジョシュ・ネイラー内野手を補強したが、依然として三塁手と救援投手の獲得に動いている。
■死球を受けるも……大事には至らず
マリナーズは現在、新人のベン・ウイリアムソン内野手が三塁手のレギュラーを務めており、ゴールドグラブ級の安定した守備が高い評価を受けている。一方で、逆方向中心の打撃はインパクトに乏しく、ワイルドカード枠争いを乗り切るためには物足りない。
野球運営部門のトップを務めるジェリー・ディポト氏は「我々はウイリアムソンの機会を奪いたくはない」としたものの、補強には前向きな様子。関係者によると、マリナーズはツインズに対してユーティリティプレイヤーのカストロについて問い合わせを行ったという。
スアレスは28日（同29日）の試合で右手に死球を受けて途中交代。CTスキャンとMRI検査を受けたが骨などに異常はなく、大事には至らなかった様子。本塁打王争いを続けるベテランの移籍先はどこになるのか。
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