
3日に新潟競馬場で行われる第25回アイビスサマーダッシュ(GIII、新潟芝1000m)には、前走韋駄天Sを制したテイエムスパーダ、重賞2勝の4歳牝馬ピューロマジック、昨年の2着馬ウイングレイテストらが出走予定。
ここでは、過去10年から予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■母数で群を抜く韋駄天S組
アイビスサマーダッシュは日本で唯一、直線競馬で施行される重賞。その特殊性ゆえ、同じ新潟芝1000mに該当する韋駄天S組の出走回数が群を抜いており、過去10年で4頭の勝ち馬を輩出している。
今年の韋駄天S組該当馬はテイエムスパーダ。昨年の本レース3着馬でもあり、毎年のように夏競馬で好走をはたす夏馬。今年も上位進出の期待がかかる。
・韋駄天S【4.7.1.35】・CBC賞【3.0.1.14】・葵S【1.1.0.1】・北九州記念【1.0.1.3】・アイビスSD【1.0.0.0】・函館スプリントS【0.1.1.9】・テレビユー福島賞【0.1.0.5】・バーデンバーデンC【0.0.1.8】・福島テレビオープン【0.0.1.6】・さくらんぼ特別【0.0.2.2】・TVh杯【0.0.0.1】・水無月S【0.0.1.0】
なお、施行時期変更に伴い、CBC賞組の出走馬は不在。韋駄天S組もそうだが中2カ月以上の休み明け該当馬が5勝を挙げている点から、ピューロマジックも食指が動く1頭と言えるだろう。4月の海外競馬以来の実戦となる快速牝馬が影をも踏ませぬ逃亡劇を演出する可能性は十分だ。
■カルロヴェローチェに“連対率3.3%”の鬼門データ
安達太良Sで復活Vを遂げたカルロヴェローチェは前走福島芝1200m組である点が引っかかる。過去10年、同コースから臨んだ馬は【0.1.4.25】連対率3.3%。直線競馬の経験もなく、不安材料が重なるここでの信頼度はクエスチョンマークが付いてしまう。
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