
卓球女子の平野美宇(木下グループ)は25日から行われた中国超級リーグの第2ラウンドに深圳大学の一員として参戦。6月の第1ラウンドに続いて最高峰の舞台に挑戦した。
第2ラウンドは全試合で出番を与えられた日本の25歳の奮闘に現地メディアも熱視線を送り、平野自身も中国でのプレーに満足感を示している。
◆【実際の映像】平野美宇、初ペア結成の世界女王・孫穎莎に感謝「とても貴重な時間」 笑顔でアドバイスも見られた試合中の一部始終
■第2Rは全4試合に2点起用
平野は深圳大学の2連勝に貢献した第1ラウンドに続いて名を連ねると、第2ラウンドでは4試合連続出場。28日に行われた華東理工との最終戦では第1マッチで21歳のサウスポー、蒯曼とのペアで3-0と勝利すると、第4マッチのシングルスでも2点起用され、梁家怡との戦いに3-2で競り勝ち、ゲームカウント3-1での勝利に貢献した。
中国メディア『捜狐』はチームを勝利に導いた平野の第4マッチの戦いを評価しており、相手のフォアハンドを攻め続けたことに対して「戦術的な効果を発揮した」と評価。フルゲームにもつれ込んだなか、「終盤に大胆なフォアハンドへの攻めを繰り出した」「梁家怡がバックハンドの攻撃に頼りすぎた」とこの試合を分けた要因を分析している。
そんな平野は28日に自身のインスタグラムを更新し、初戦で初ペアを結成した世界ランキング1位の孫穎莎について言及。クラブが作成した動画を添えながら、「孫穎莎選手とダブルスを組ませてもらって、とても貴重な時間でした」とアドバイスするシーンも見られた世界女王に感謝の弁を述べている。
平野はこれで第2ラウンドはシングルスで4試合に出場し2勝2敗、ダブルスでも4試合に出番を与えられ、4連勝を飾った。全試合に2点起用されたなか中国の舞台で中心選手として奮闘した。
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