
MLB公式サイトは13日(日本時間14日)、7月に行われるオールスターゲームの特集記事を公開。「異色のオールスター候補12人」と題して、選ばれる可能性が高いとは言えないものの、選ばれたら面白いメンバーを紹介した。鈴木誠也外野手(カブス)、キム・へソン内野手(ドジャース)らが名を連ねた。
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■「PCA台頭で目立たない」
公式サイトは冒頭、「アーロン・ジャッジやショウヘイ・オオタニが『真夏の祭典』に出場することは、誰もが知っているところで大きなサプライズはない」と指摘。「だからこそファン投票が始まったこの時期、意外なオールスター候補にも注目したい。本命とは言えないかもしれないが、オールスターゲームでぜひ見たい、そんな選手たちを探してみた」と記事のテーマを説明した。
同サイトは12人の1人として、ナ・リーグDH部門でノミネートされている鈴木を指名。まず、「スズキだが、彼の前には“常連”であるオオタニという大きな壁が立ちはだかる。DH枠は、ほぼ彼の指定席といっていいだろう。それに加え、フィリーズのカイル・シュワーバーも多くの本塁打を放ち、打線を牽引している。こちらも強力なライバルだ」とし、同部門を取り巻く状況を紹介。
続けて「さらにスズキは、チームメートのカイル・タッカーのような実績あるスター選手や、新星PCA(ピート・クロウ=アームストロング)の台頭によって、今シーズンはこれまで以上に目立たない存在になってしまった面もある。しかし、その成績は間違いなくオールスター級だ。すでに17本塁打を放ち、リーグの打点ランキングではピート・アロンソ(メッツ)に次いで2位につけている」と称賛した。
■「昇格後は圧巻の数字」
同サイトは、二塁手としてドジャースのキムにも注目。韓国からやって来たルーキーについて「メジャーのロースターに名を連ねるまでには少し時間がかかったが、5月初めに昇格してからは素晴らしい活躍を見せている」と説明。そして「韓国でスター選手だったキムは、ドジャースでの最初の29試合で打率.391、2本塁打、6盗塁、OPS.997という圧巻の数字を記録した」と評価し、「ナ・リーグの二塁手部門ではケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)がリードしているが、キムの名前も投票用紙に書き込みたいところだ。彼はまさにオールスター級のプレーを見せている」と訴えた。
そのほか、ケガ明けで出場数の少ないロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)やマイク・トラウト外野手(エンゼルス)、マット・オルソン内野手(ブレーブス)ら実力者も名を連ねた。
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