那須川天心、“世界前哨戦”を海外メディアが称賛「圧倒的な強さを見せた」 カエルパンチにも言及「ビデオゲーム風の左アッパーカット」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

那須川天心、“世界前哨戦”を海外メディアが称賛「圧倒的な強さを見せた」 カエルパンチにも言及「ビデオゲーム風の左アッパーカット」

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那須川天心、“世界前哨戦”を海外メディアが称賛「圧倒的な強さを見せた」 カエルパンチにも言及「ビデオゲーム風の左アッパーカット」
  • 那須川天心、“世界前哨戦”を海外メディアが称賛「圧倒的な強さを見せた」 カエルパンチにも言及「ビデオゲーム風の左アッパーカット」

プロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(帝拳)が8日、東京・有明コロシアムでバンタム級10回戦でWBA6位ビクトル・サンティリャン(ドミニカ)と対戦し、3ー0で判定勝ちした。これで那須川はボクシング転向後7連勝をマーク。プロ戦績は7勝(2KO)とした。

那須川の“世界前哨戦”について海外の複数メディアも報道。米専門メディア『ボクシング・ニュース』は「圧倒的な強さを見せた」と大差をつけて判定勝ちした那須川の勝利を伝えている。

◆【試合映像】那須川天心、サンティリャンのアゴに放った“カエルパンチ”に会場どよめき! 実況席「今のは魅せましたね」

■海外メディアは太鼓判「これまでで最高のパフォーマンス」

那須川の“世界前哨戦”として注目を集めた一戦。多くの日本人王者らが観戦する前で実力を発揮した。

同大会のメインイベントではWBC同級王者の中谷潤人(M.T)とIBF同級王者の西田凌佑(六島)の統一戦もあり、会場には、スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)、WBA同級の休養王者・堤聖也(角海老宝石)とWBO同級王者・武居由樹(大橋)など多くの日本人王者が集結した。

米専門メディア『ボクシングシーン』は、「第4ラウンドで小さな逆境を乗り越えざるを得なかった」とし、那須川が相手のジャブとフックで左まぶたの上をカットしたことには言及するも、そこ以外は終始、那須川が優勢だったと伝えた。

試合序盤は「ナスカワがすぐにリードを奪った。彼はアウトボクシングだけでなく、接近戦(頻繁に発生)でも巧みなパンチを繰り出した。サンティリャンは人気絶頂の対戦相手ナスカワの心臓とアゴを狙ったが、パンチで打ち負かされることが多かった」と分析。また、那須川が放った“カエルパンチ”(ジャンピングアッパー)については「ビデオゲーム風の左アッパーカット」と伝えた。

試合終盤は「ナスカワは効果的なパンチを武器として使い続けた。那須川は守備に徹し、常に相手の強烈なパンチを見逃さずカウンターを仕掛ける態勢を整えていた」とし、「最後の2ラウンドではKOを狙ったが、決して冷静さを失うことはなかった」と那須川の試合運びと集中力を評価した。

また、米メディア『ボクシング・ニュース』も第4ラウンド以降の那須川の試合運びを「彼は徐々に近距離で自己主張をし始め、爆発的な攻撃を繰り出しながら、射程圏内に入ったり出たりしながら動き回った。そこからナスカワは流れるようなフットワークをさらに強化し、第6ラウンドでは静止した相手を翻弄し、圧倒的な強さを見せた」と実力を称賛している。

那須川は試合後のマイクで「課題がいっぱいある。こうも上手くいかないかぁと。なかなか実を結ばない」との発言もあったが、米メディアはポイントで大差をつけて勝利した那須川の“世界前哨戦”を「これまでで最高のパフォーマンス」「満場一致の確実な判定勝利」と絶賛している。

果たして那須川の次戦は誰に決まるのか。進化を続ける那須川の挑戦から目が離せない。

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