
マリナーズのカル・ローリー捕手は27日(日本時間28日)、本拠地T-モバイルパークでのナショナルズ戦に「3番捕手」で先発出場。初回の第1打席に今季18号、5回裏の第3打席に今季19号アーチを放った。
これでヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手を抜いてア・リーグ単独トップに。両リーグでも、ドジャースの大谷翔平投手に1本差と迫っている。
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■攻守で活躍するチームの要
先月25日(同26日)に6年総額1億500万ドル(約157億5000万円)でマリナーズと契約延長したチームの生え抜き捕手が、打撃でも抜群の存在感を見せている。
スイッチヒッターのローリーは初回の第1打席、右打席で相手先発ミッチェル・パーカー投手から左翼スタンドへ今季18号アーチを放つと、5回裏の第3打席にも再び右打席で19号と量産。ヤンキースのジャッジを抜いて、ア・リーグ単独トップに躍り出た。
MLB公式のサラ・ラングス記者によると、「開幕53試合での19本塁打は、1955年のロイ・キャンパネラを抜く“正捕手”史上最多記録」になるとのこと。
現在28歳のローリーは、2021年にメジャー初昇格を果たし、翌22年に119試合で27本塁打を記録。打率は低いものの一発が魅力のロマン砲で、23年には30本塁打、昨季は34本塁打をマーク。守備でも、ゴールドグラブ受賞者からリーグで1名だけ選出されるプラチナグラブ賞を獲得。マリナーズの中心選手として大車輪の活躍を続けている。
本塁打王争いのダークホース枠ローリー、急成長を続けるマリナーズ「扇の要」に今後も注目だ。
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