パイレーツのポール・スキーンズ投手は28日（日本時間29日）、敵地チェイス・フィールドでのダイヤモンドバックス戦に先発登板。6回2／3を投げ、4安打無四球無失点7奪三振の好投で今季4勝目を挙げた。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は同日、現地29日に23歳を迎えるスキーンズについて言及。怪物右腕が誇る「レジェンド超え」の記録を明かした。
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■歴代2位の通算防御率
今季は打線の援護に恵まれず、勝ち星に繋がらない試合が際立っていたスキーンズ。この日はパイレーツ打線が爆発し、6回まで8点のリードで安定感抜群の投球を披露した。
スキーンズは最速99.7マイル（約160.4キロ）のフォーシームを軸に、決め球スプリット（スプリンカー）、スイーパー、チェンジアップ、シンカー、スライダー、カーブと多彩な変化球を駆使して相手打線を翻弄。無四球で96球を投げ切り7奪三振、今季4勝目に繋げた。
ラングス記者は自身のXに「明日はスキーンズの誕生日です。防御率が公式記録となった1913年以降、23歳を迎える前の投手で通算成績が優れているのは……」と投稿。スキーンズの通算防御率2.03は、200イニング以上投げた投手の中ではベーブ・ルースの2.10を上回る歴代2位になると伝えた。トップはダッチ・レナードの1.80で、どちらも100年以上前の記録。ハイレベルな現代野球で同水準の成績を残す、若き剛腕の圧倒的なポテンシャルが浮き彫りとなった。
4勝目を挙げたスキーンズは、防御率2.15でナ・リーグ3位の好成績をキープ。メジャー2年目の今季は、山本由伸投手（ドジャース）らメジャー屈指の選手たちと激しいタイトル争いを繰り広げそうだ。
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