
バレーボールの欧州クラブ王者を決定する欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝が18日(日本時間19日)、ポーランド・ウッジで開催。男子日本代表の石川祐希が所属するペルージャはザビエルチェ(ポーランド)を3ー2で破り初優勝を飾った。
全セットで先発出場した石川は、アタックなどで20得点を挙げ躍動。日本男子史上初のCL優勝を成し遂げ、試合後に自身のXを更新。金メダルを首にかけた姿で優勝を報告した。
◆石川祐希、CL優勝を髙橋藍が祝福「帰ってきたらお寿司奢ってもらお!」 日本男子初の“快挙”にお祝いの声続々
■石川祐希、ファンに笑顔で優勝を報告
石川は17日(同18日)の準決勝、アンカラ(トルコ)戦で両チーム最多得点となる19得点(アタック17、エース1、ブロック1)をマーク。この日の決勝戦でもチーム2番目の20得点(アタック19、ブロック1)を挙げてフルセットの激闘を制した。
自身のXにアップされた動画では、首から金メダルをかけた笑顔の石川が日本語で喜びをコメント。「皆さん、たくさんの応援ありがとうございました。CLで優勝しました!」と優勝を報告すると、「本当に苦しい試合でした。それでもCLを勝てたことを嬉しく思います」と激闘で勝利した喜びを口にした。
さらに優勝は「ペルージャとしても初めてですし、日本人男子としてもCLで優勝した選手は僕が初めてだと思うので、そこは嬉しく思いますし、そのように歴史に名を刻めたことを誇りに思います」としチーム初、日本男子初という快挙達成についても言及。
「また、皆さんのご声援の力もあって、思いっきりプレーができています。本当にありがとうございます。また、皆さんの前でプレーできることを楽しみにしています!」と語り、金メダルを片手に笑顔で手を振った。
石川は2024年に4季プレーしたミラノを離れ強豪ペルージャに移籍。1年目の昨年9月にはスーパーカップでチームを優勝に導くと、大会MVPにも輝いた。
日本男子初の偉業達成で勢いに乗る石川は、6月5日から五輪や世界バレーに並ぶ世界三大大会「ネーションズリーグ」に日本代表として出場する。昨年は女子とともに史上初の銀メダルを獲得したが、今大会では悲願の世界一となるか注目だ。
◆【動画あり】石川祐希、優勝後ロッカールームでおおはしゃぎ! ペルージャ優勝カップを持って“喜びの舞”
◆石川祐希、大学時代の“人気ぶり”を女性アナウンサーが証言 「在学中に一度も見たことがない」
◆【動画あり】石川祐希、チーム最多21得点でMVP獲得 0ー2からの“逆転劇”で開幕6連勝のペルージャが祝福「背番号14が受賞した」