
ドジャースのキム・へソン内野手は16日(日本時間17日)終了時点で13試合に出場し、打率.452、1本塁打、5打点を記録。内外野のポジションを任されるなど、メジャー昇格後に印象的な働きを見せている。
怪我で戦列を離れていた主力選手の復帰の話も出てきたなか、現地メディアが韓国の26歳のメジャー残留の可能性について論じている。
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■球団新人タイの9打数連続出塁
キム・へソンは右足首の炎症で故障者リスト(IL)入りしたトミー・エドマン外野手に代わりメジャー昇格を果たすと、内外野を守れるユーティリティ選手として重宝され、5月好調を維持する大谷翔平投手の前を打つ“恐怖の9番打者”としても機能している。
ドジャースは戦列を離れているエドマンやテオスカー・ヘルナンデス外野手といった主力選手に復帰に向けた話が出てきているなか、焦点となるのがキム・へソンの処遇。現地メディア『ドジャース・ネーション』は、「ドジャースのキム・へソンは降格の可能性を心配していない」と記事を掲載し、残留の可能性を示唆している。
記事内では、デーブ・ロバーツ監督がエドマンに代わる存在としてキム・へソンの起用を考えていたとしつつも、好調を維持する現状に「ドジャースが非常に難しい問題に直面している。エドマンが故障者リストから復帰したら、キムをトリプルAに降格させるべきだろうか?」と記し、「多くのドジャースファンはこの問いの答えを知りたがっているが、キムがメジャーに残留することを望んでいる」と地元ファンの心も掴んだ26歳の残留を支持している。
キム・へソンは14日(同15日)アスレチックス戦の第1打席から球団新人記録タイに並ぶ9打数連続出塁を達成しており、ロバーツ監督は「彼は今、まるで魔法の杖を持っているようだ」と称賛。メジャー残留について問われたキム・へソン自身は「ただ自分の野球をすること。グラウンドに出たら、自分の野球をし、塁に出ることだけに集中している」と、目の前の試合だけを考えていると明かしている。
ドジャースにとっては怪我人が続出したなかでの嬉しい悩みの種となったキム・へソンの活躍ぶり。はたして、エドマンやT・ヘルナンデスの復帰後もメジャーに留まることができるのか。
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