
卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」が17日、カタール・ドーハで開幕する。2023年の南アフリカ・ダーバン大会以来の個人戦となっている。
初日から登場する日本勢は各種目で上位進出が期待されており、1回戦の戦いには注目が集まっている。
◆【まとめ】2025 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦) 5/17-25開催 出場選手・世界ランキング・関連ニュース・配信情報
■ロス五輪へ期待の“そらみわ”ペアも
女子シングルスで期待がかかるのが、世界ランキングでトップ10に名を連ねるふたり。初出場となる同8位の大藤沙月(ミキハウス)は41歳のベテラン、カロリーナ・ベガ(チリ)との1回戦。今回3種目出場を果たす21歳のデビュー戦でどのような戦いを見せるか。
また、直近大会での好成績からメダル獲得も期待されるのが同9位の伊藤美誠(スターツ)。世界卓球の個人戦ではこれまでベスト8の壁に阻まれてきた24歳。ブリアーナ・ブルゴス(プエルトリコ)との初陣で好スタートを切りたい。
男子ではパリ五輪代表の篠塚大登(愛工大)は国内外の大会で成長した姿を見せており、今大会では力を見せたいところ。シングルスでは同37位の薛飛(中国)相手といきなり山場を迎えるが、中国超えを果たせるか。今回大藤との混合ダブルスと合わせて2種目に出場するベテラン、吉村真晴(SCOグループ)は、ミウォシュ・レジムスキ(ポーランド)との初陣に挑む。

篠塚大登(C)ITTF
さらに、混合ダブルスでは松島輝空、張本美和(木下グループ)ペアが個人戦デビューを迎える。ロス五輪に向けた男女の次世代エース候補と目されるふたりがマシュー・クティ、アジョケ・オジョム(ナイジェリア)との1回戦を戦う。
男女ともに各種目で上位進出が期待される今大会、各選手の初日の戦いぶりに注目が集まる。
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