
総合格闘家でUFCフライ級5位の平良達郎は8月2日(日本時間3日)、米国・ラスベガスのUFC APEXで行われる「UFCファイトナイト」のメインイベントで同級3位のアミル・アルバジ(イラク)との対戦が決まった。『MMAジャンキー』『MMAマニア』など複数の米格闘技専門メディアが報じている。
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■グラップリング世界選手権2度金の柔術家と対戦
平良のMMA戦績はここまで16勝(5KO、一本勝ち7)1敗。UFCでは2022年5月のデビュー戦から6連勝を挙げており、昨年10月に行われた「UFCファイトナイト」で同級1位のブランドン・ロイバル(米国)にスプリット判定でプロ初黒星を喫した。敗れはしたものの、「ファイト・オブ・ザ・ナイト」を2大会連続で受賞。5万ドル(約730万円)のボーナスを獲得するなど善戦を続けており、今回で3大会連続でメインイベントを務める。

試合後に健闘を讃えあう平良達郎とブランドン・ロイバル(C)Getty Images
対するアルバジはここまで戦績17勝(5KO、一本勝ち9)2敗。グラップリングの世界選手権で2度金メダルを獲得した実績ある柔術家で、Bellatorなどにも参戦していた。昨年11月の「UFCファイトナイト」で元王者のブランドン・モレノ(メキシコ)に敗れてUFC初黒星を喫し、平良と同じくUFC戦績6勝1敗を記録。6月に現王者アレッシャンドリ・パントージャとの対戦が決まった4位のカイ・カラ=フランス(ニュージーランド)にもスプリットの判定勝ちを収めている。
平良が所属するマネジメント会社「イリジウム・スポーツ・エージェンシー」はSNS上で試合の決定を報告。「アミール・アルバジ戦で3大会連続のパフォーマンス・ボーナスを獲得する気満々だ」と投稿しファンの期待を煽っている。
ともに黒星からの再起をかけた一戦。平良が勝てば同級トップ3入りの可能性が高いだけに、注目の一戦となる。
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