
ドジャースの山本由伸投手は2日(日本時間3日)、敵地トゥルーイスト・パークでのブレーブス戦に先発登板。6回1安打無失点2四球6奪三振の好投で、今季4勝目を挙げた。試合前には3、4月度の月間最優秀投手に選出。受賞に相応しい圧倒的なパフォーマンスを見せた。ここでは、MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』で全91球の球種割合を振り返る。
◆山本由伸、圧巻の“6回1安打投球”で強力ブレーブス打線を0封 米記者称賛のパフォーマンス「防御率0.90は誤植ではない」
■ゴロ率「62.8%」はメジャー上位4%

山本由伸、全91球の公式投球データ詳細【5月3日】 MLB公式『Baseball Savant』より引用 作成:SPREAD編集部
この日の山本は、全91球中60球がストライクと制球力が安定。球種割合は、決め球スプリットが最多の29球、最速96.4マイル(約155.1キロ)のフォーシームが27球、カーブ17球、カットボール11球、右打者にはシンカー5球とスライダー2球も織り交ぜて、ブレーブス打線を圧倒した。
インプレー13球のうち、7球がゴロ、4球がラインドライブで、2球がフライボール。高めにはフォーシーム、低めにはスプリットとカーブを投げ分けた。前日までのゴロ率「62.8%」はメジャー全体上位4%とエリートクラスを誇る。
打球速度95マイル(約152.6キロ)以上を示す「ハードヒット」は、わずか4球のみ。全6奪三振中3球が決め球スプリット、2球がフォーシーム、1球がカーブだった。ボール先行時でも変化球を織り交ぜるなど、全6球種を駆使して5回まで無安打投球。6回表にオースティン・ライリー内野手に安打を打たれた以外は、ほぼ完璧な内容だったと言える。
◆山本由伸、圧巻の“6回1安打投球”で強力ブレーブス打線を0封 米記者称賛のパフォーマンス「防御率0.90は誤植ではない」
◆【動画アリ】山本由伸ヒヤリ、あわや“顔面直撃”の弾丸ライナーを好捕 公式称賛のファインプレー「171キロを奪い取った」