
ヤンキースのポール・ゴールドシュミット内野手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたタイガース戦に「4番一塁」で先発出場。5打数2安打の活躍で4-3の勝利に貢献した。
今季加入したヤンキースで打率.383を記録するなど、移籍1年目で輝きを見せる2022年の元MVP選手に、指揮官や主砲も賛辞を贈っている。
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■開幕から一塁のレギュラーに定着
ゴールドシュミットはダイヤモンドバックス時代の2013年に本塁打、打点の二冠に輝き、カージナルスでの22年にはナ・リーグのシーズンMVPに輝いた。37歳とベテランに差し掛かったなか1年契約で加入したヤンキースで、開幕から一塁手のレギュラーとして奮闘を続けている。
そんなゴールドシュミットに対してMLB公式も「打率.383を記録してチームをけん引するゴールドシュミットは、チームで最も頼りになる選手のひとりであり、チームをけん引する存在として目立っている」と活躍ぶりを称賛している。
また、アーロン・ブーン監督も「彼は本物のプロである。準備の仕方や細部へのこだわり、プロ意識は桁外れだ」と試合に臨む姿勢を評価しており、「この男は殿堂入りも夢ではない。謙虚さに溢れているんだ」と昨季2000本安打をクリアしたレジェンドに敬意を示している。
ともに上位打線を形成するアーロン・ジャッジ外野手も、「彼のアプローチは素晴らしく、いつも質問してくるし、常に学ぼうとしている。僕は『何年もこの世界にいるのにまだ学ぼうとしているのか?』と思う。彼がここに来てくれてとても幸運だ」と語っており、ベテランになっても学びを止めない姿に感銘を受けている。
フアン・ソト外野手がメッツに移籍し、ジャンカルロ・スタントン外野手が両肘の怪我で戦線離脱しているヤンキース。そんななか、移籍1年目の大ベテランがいぶし銀の活躍でチームを支えている。
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