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卓球の「WTTコンテンダーマスカット」は16日、女子シングルスの準決勝が行われ、第1シードで世界ランキング7位の大藤沙月(ミキハウス)は同18位の蒯曼(中国)と対戦し、1-3で敗れ決勝進出を逃した。
一方男子のシングルスでは、前回のドーハ大会に続く連勝を狙う世界ランキング3位の張本智和(智和企画)が同59位の黄鎮廷(香港)と対戦し3-0で勝利。順当に決勝に勝ち進んでいる。
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■大藤は横井とのダブルスでは決勝へ
大藤は優勝候補として挑んだ今大会、1回戦、2回戦を順当に勝ち進むと、準々決勝ではダブルスでコンビを組む横井咲桜(ミキハウス)との同士討ちに。注目の対戦を3-0のストレートで制し、ベスト4進出を決めた。
迎えた準決勝では前回ドーハ大会を制した蒯曼との戦い。第1ゲームを7-11で奪われると、第2ゲームはデュースを12-10で取り切った。しかし、第3ゲーム以降は蒯曼にペースを握られたまま9-11、7-11で落とし、シングルスの戦いはベスト4で終わった。なお、大藤は横井とのダブルスでは決勝に勝ち進んでいる。
昨季終盤に世界ランキングをトップ3に戻した張本智は、準々決勝で2024年の世界ユースで四冠を達成した黄友政(中国)を3-1で下してベスト4へ。迎えた準決勝でも香港のエース、黄鎮廷を圧倒しストレート勝利。2大会連続優勝に向けて陳垣宇(中国)との戦いを迎える。張本智は松島輝空(木下グループ)とのダブルスでも決勝に進んでおり、二冠の可能性にも期待が高まる。
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