
ポスティングシステムでメジャーリーグ移籍を目指す佐々木朗希投手が14日(日本時間15日)、ドジャースと2度目の面談を行うと米複数メディアが伝えた。佐々木争奪戦は、ドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団が最終候補と報じられており、決断が目前に迫っている。
本拠地候補となる球場も三者三様で、それぞれが異なる特徴を持っている。ここでは、公式データを参考に投手有利に働くポイントを挙げてみる。
◆日本人は佐々木朗希、大谷翔平、今永昇太ら異例の“7投手二桁勝利”か 米データサイトの成績予測システムが算出
■投手に有利なペトコパーク
MLB公式のデータページ『Baseball Savant』で、安打や本塁打の出やすさなどを示す球場ごとの偏り「パークファクター」を比較すると、平均を100とした場合、直近3年間でドジャースの本拠地ドジャースタジアムとブルージェイズの本拠地ロジャーズセンターはちょうど「100」の評価。一方で、パドレスの本拠地ペトコパークは「96」で、メジャーで2番目に投手有利な球場とされており、環境面ではパドレスに軍配が挙がる。
詳細を掘り下げると、ドジャースタジアムは本塁打の出やすさが「122」と多く、二塁打が「97」と平均をやや下回る。ロジャーズセンターは二塁打が「109」、本塁打が「103」でどちらも平均以上、ペトコパークは本塁打が「104」と平均以上だが、二塁打が「90」で、三塁打に関しては全30球場で2番目に少ない「55」と平均を大きく下回っている。
打球に関する指標でも、ペトコパークは他2球場よりも飛距離が出にくいというデータが多く、投手に有利に働く要素が多い。さらに、パドレスの昨季のチーム打率「.263」はメジャー30球団トップで、長打力ではドジャースに劣るものの、豊富な援護が期待できる打線だ。
今季の25歳未満の海外FA選手との契約は、米東部時間の15日午前9時(同15日午後11時)から開始される。佐々木の移籍先は、どこになるのか。
◆日本人は佐々木朗希、大谷翔平、今永昇太ら異例の“7投手二桁勝利”か 米データサイトの成績予測システムが算出
◆WS制覇でも……昨季の山本由伸は期待外れだった? “投資に見合う価値を示すべき10人”に名前挙がる 長期離脱が響いたか