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現地放送局『FOX SPORTS』は14日(日本時間15日)、「2025年MLB最大の掘り出し物25選」を発表。
10年7億ドル(約1015億円)の契約でドジャースに移籍した大谷翔平投手が、球団にとって最も有益な契約を結んだ“掘り出し物”選手として1位に選出された。
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■「MLB史上最高額の契約にすでに十分値する」
記事では、争奪戦の行方が注目される佐々木朗希投手についても言及。「まもなくMLB最大の掘り出し物選手の一人となるだろう」と触れつつ、トップ25選手を発表した。
トップの大谷はドジャースと10年契約7億ドルで合意し、契約金のうち6億8000万ドルは2034年以降に支払われることとなる。今季の年俸は200万ドル(実質7000万ドルだが6800万ドルは後払い)。米データサイト『FanGraphs』が算出した昨季の勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」では驚異の9.2(およそ5.0でオールスター級、8.0でMVP級)をマークした。
そんな大谷について、「オオタニはMLB史上初の『50-50』を達成した選手であり、指名打者でWARが10近くもあるにも関わらず、年俸はわずか200万ドルだった」と、驚異的な成績と年俸のギャップに言及。契約金のほとんどが後払いという異例の契約により「ドジャースは彼を中心にチャンピオンチームを編成することができた」とし、「彼の比類ない影響力を考えると、前例のない契約は野球とビジネスの両方の意味で比類のない価値を提供している」とした。
そして、大谷の世界的な人気やスポンサー収入などを考慮すると「この契約は最終的に元が取れるはずだ」とし、「オオタニは1年間としてはMLB史上最高額の契約にすでに十分値するように見える」と結論付けた。さらに「彼はまだ投球もしていない」と今季から復活する二刀流としての活躍にも期待している。
また、同ランキング2位にはブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手、3位には同じくブレーブスのオジー・アルビーズ内野手がランクイン。
特別賞にはカブスの今永昇太投手のほか、ドジャースのフレディ・フリーマン内野手、ウィル・スミス捕手、マックス・マンシー内野手らが選出された。
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