【MLB】偉業だらけの“怪物”デラクルーズが挑む前人未到の「30-80」 要注目は2投球以内の盗塁成功率 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】偉業だらけの“怪物”デラクルーズが挑む前人未到の「30-80」 要注目は2投球以内の盗塁成功率

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【MLB】偉業だらけの“怪物”デラクルーズが挑む前人未到の「30-80」 要注目は2投球以内の盗塁成功率
  • 【MLB】偉業だらけの“怪物”デラクルーズが挑む前人未到の「30-80」 要注目は2投球以内の盗塁成功率

2023年、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手(24年5月末に左膝前十字靭帯断裂で今季絶望)が、MLB史上初の40本塁打&70盗塁の「40-70」を達成した。そして今季も前人未到の領域「30-80」に挑む“怪物”がいる。若干22歳にして規格外の能力でMLBを席巻する男、レッズのエリー・デラクルーズ内野手だ。

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■“怪物”が挑む快挙

まず、デラクルーズがなぜ“怪物”と呼ばれるのか。2023年6月6日(日本時間7日)、21歳でメジャーデビューしたデラクルーズは身長6.5フィート(約198センチ)でMLB史上、もっとも背の高い遊撃手となり、デビュー翌日のドジャース戦では458フィート(約139.6メートル)の特大弾を放った。さらに23日(同24日)のブレーブス戦でサイクル安打を達成。7月には一人の打者の打席で二盗、三盗、そして本盗まで決めるなど、“怪物”と呼ばれるにいたる偉業に枚挙のいとまがない。

【実際の映像】デラクルーズによる「二盗→三盗→本盗」シーン

そんな“怪物”が今季挑んでいるのが、昨季アクーニャJr.が達成した「40-70」に並ぶ、前人未到の30本塁打&80盗塁の「30-80」だ。

■イチロー以来の4安打&4盗塁、2投球以内に注目

シーズン80盗塁は、1988年のリッキー・ヘンダーソン(当時ヤンキース)が記録した93盗塁以降達成者はいないが、デラクルーズは3・4月で18盗塁を記録すると、5月16日(同17日)のドジャース戦では2012年のイチロー外野手以来となる1試合4安打4盗塁を記録するなど、オールスターブレイク前にはレッズの球団記録となる45盗塁に到達。8月7日(同8日)時点で29本塁打&83盗塁ペースの20本塁打&58盗塁を記録している。

そんなデラクルーズの盗塁の傾向は、初球が16盗塁で失敗は3度、カウント1-0の2球目が11盗塁で失敗1、0-1は8盗塁で失敗ゼロと、2投球以内で6割を超える35盗塁をマークしている。さらに、「1試合マルチ盗塁」は12度成功しており、ドジャース戦では二盗と三盗を2度ずつ、7月28日(同29日)のレイズ戦でも二盗を3度、三盗を1度と、勢いに乗れば二盗だけでなく三盗も果敢に攻める。

デラクルーズが塁に出たら、まず2投球目まではまばたき厳禁だろう。そして盗塁を決めても、その後も塁に出れば目を離してはいけない。このポイントを押さえておけば、あなたも歴史的な偉業をリアルタイムで見届ける証人になれるはずだ。

【実際の映像】走力だけじゃない…デラクルーズの打棒爆発、5打数4安打2本塁打ハイライト

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