「間違っており危険なこと」女子ボクシングの“性別騒動”に、米五輪名誉コーチが猛反発【パリ五輪2024】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「間違っており危険なこと」女子ボクシングの“性別騒動”に、米五輪名誉コーチが猛反発【パリ五輪2024】

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「間違っており危険なこと」女子ボクシングの“性別騒動”に、米五輪名誉コーチが猛反発【パリ五輪2024】
  • 「間違っており危険なこと」女子ボクシングの“性別騒動”に、米五輪名誉コーチが猛反発【パリ五輪2024】

「パリ2024オリンピック」は7月31日(日本時間1日)、ボクシング女子66キロ級の2回戦が行われ、昨年の世界選手権で性別適格性検査で不合格となり出場権を剥奪されたイマネ・ケリフ(アルジェリア)が準々決勝に進出した。

対戦相手のアンジェラ・カリニ(イタリア)は開始わずか46秒で棄権を選択。ケリフの勝利がコールされると、カリニは膝をついて号泣した。

◆【実際の映像】「これは吐き気がする。茶番だ」米五輪名誉コーチ、泣き崩れるカリニの動画を引用し猛反発

■米五輪名誉コーチ「間違っており危険なこと」

米紙『USA TODAY』はこの試合について「性別資格論争の渦中にある五輪ボクサーが奇妙なかたちで初戦を制す」と記事を掲載。この異例の騒動を報じた。

イタリア陣営のコーチによると、カリニは鼻を殴られるとすぐ、「もう戦いたくない」と棄権を申し出たという。さらにコーチは、試合前から周囲から棄権したほうがいいとの声が上がっており、試合が近づくにつれカリニの心理的な重荷になっていたことも明かした。カリニは46秒の間にコーチと2度相談の機会を持ち、棄権を決意した。

ボクシングの“性別騒動”は、昨年の世界選手権で表面化。ケリフと、57キロ級に出場予定のリン・ユーチン(台湾)両選手は、ともにメダルを獲得したものの、その後に性別適格性検査に不合格となり、メダルをはく奪されている。

しかし、国際オリンピック委員会(IOC)は今週、両選手がパリ五輪に出場するための基準を満たしていると発表したため、性別による適格性検査について議論が巻き起こっていた。

YouTuberとして活躍し、米五輪ボクシングチームの名誉コーチを務めるジェイク・ポール氏は、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「これは吐き気がする。これは茶番だ。何を信じるかは関係ない。これは間違っており危険なことだ」と主張。

ポール氏はカリニが号泣する動画と「生物学的には男性である人間とボクシングをすることを強いられた。彼女はわずか45秒で棄権し、勝者がコールされると号泣した」というポストを引用するかたちで反対の声を上げており、11時間で12万いいねを集めるなど注目を集めている。

“性別騒動”の渦中にいるもう一人の出場者、ユーチンは1日(同2日)にウズベキスタンの選手と対戦する予定だ。

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