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ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は29日(日本時間30日)、敵地で行われたフィリーズ戦に「3番中堅」で先発出場。初回の第1打席に38号を放つと、7回の第4打席にも39号を放った。
これでジャッジはナ・リーグ首位の32本の大谷翔平投手(ドジャース)に7本差でメジャー全体トップを独走。また、7月ながら早くも40本塁打と100打点超えに迫っている。
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■4戦4発の量産ぶり
前カードのレッドソックス3連戦で2本塁打を放ち、好調をキープしていたジャッジ。フィリーズとの初陣でもその勢いを見せつけた。
初回2死走者なしで迎えた第1打席、相手先発ザック・ウィーラー投手の2球目スイーパーを捉えると、速度105.0マイル(約169.0キロ)の打球が406フィート(約123.7メートル)先の左翼スタンドへ突き刺さった。
さらに、7回にも1死一塁で第4打席に入ると、ユニオル・マルテ投手の3球目スライダーを強振し、速度105.4マイル(約169.6キロ)の打球が左中間へ一直線。この日2本目の一発となった。
この試合で2本塁打3打点を加えたジャッジは、ア・リーグ独走の39本塁打に99打点とともに大台超えが目前。ホームランではナ・リーグトップの大谷に7本差をつけ、メジャー全体でも驚異的な量産を見せている。
このジャッジの活躍に、現地メディア『Barstool Sports』のエリック・ハブス氏は「私たちは生ける神が野球をしているのを目撃している。信じられない」と激賞し、「アーロン・ジャッジはバリー・ボンズ以来最高の打者である」と現代野球における最高の打者と評価を下している。
驚異的な猛打を見せるジャッジ。2年ぶりの60本塁打超えにMVP獲得など、後半戦にかけて期待が高まる。
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◆【実際の動画】ジャッジが「フィラデルフィアで勝利を決定づける」 敵地騒然の初回に放った38号ソロ
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Aaron Judge crushes one to get things started in Philly 🚀 pic.twitter.com/pMK30B4eHG
— MLB (@MLB) July 29, 2024
AARON JUDGE SENT THIS BASEBALL INTO ORBIT 💥 pic.twitter.com/G7mBMaTpq4
— MLB (@MLB) July 30, 2024