JRAは15日、昨年の有馬記念で2着に入ったスターズオンアース（牝5、美浦・高柳瑞樹厩舎）の検体から規制薬物が検出されたことを発表。同馬を管理する高柳瑞調教師には過怠金10万円を科した。
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■クラブ側「投与した実績はない」
同日、社台サラブレッドクラブは公式HPを更新。「前走の有馬記念後の理化学検査で、本馬から採取された検体より、規制薬物『フルニキシン』が検出されました」とし、続けて「通常、消炎・鎮痛剤などに含まれる成分ですが、使用が禁じられている期間内に投与した実績はなく、採取された経緯などについては不明です」と説明。
また、今回の制裁は「本馬や馬主としての社台レースホースにおよぶものではありません」と付け加えた。
今回検定されたフルニキシンは、消炎鎮痛作用を有する非ステロイド系抗炎症剤のひとつで、一般的には疝痛や炎症性疾患に対して使用される動物用医薬品。「禁止薬物」とは異なり競走能力への影響はないとされるが、馬の福祉及び事故防止の観点から「規制薬物」の影響下にある馬の出走は禁止されている。
なお、同馬は3月30日のドバイシーマクラシック（GI、芝2410m）の招待を受諾し、C.ルメール騎手の騎乗で出走を予定している。
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（SPREAD編集部）
