「これ以上の身体は作れない……」武尊が悔し泣き、現世界王者との”死闘”で惜敗「限界ギリギリまでやった」【ONE】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「これ以上の身体は作れない……」武尊が悔し泣き、現世界王者との”死闘”で惜敗「限界ギリギリまでやった」【ONE】

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「これ以上の身体は作れない……」武尊が悔し泣き、現世界王者との”死闘”で惜敗「限界ギリギリまでやった」【ONE】
  • 「これ以上の身体は作れない……」武尊が悔し泣き、現世界王者との”死闘”で惜敗「限界ギリギリまでやった」【ONE】

元K-1世界三階級王者の武尊は28日、有明アリーナで行われた「ONE 165」のメインマッチで、キックボクシング世界フライ級王者のスーパーレック・キアトモー9(タイ)と対戦。手に汗握る死闘の末、現世界王者にフルマークの判定負けを喫した。

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■スーパーレック「武尊は世界一根性のある選手」

大歓声のなかスタートした第1ラウンド。序盤から緊張感漂う展開で距離を詰める武尊。スーパーレックはジャブを放ちながら重たいローを放つ。実況の魔裟斗は「カットしないと後半に効いてくる」と懸念を述べた。

第2ラウンド、前の左の太ももが紫色に腫れだした武尊はパンチで仕掛ける。魔裟斗は「武尊が足効いてるのは初めて見た」というほど踏ん張りが利かなくなる。一方のスーパーレックも武尊のローが効いており、途中で舌を出す場面も。ラウンド終盤はコーナーに追い込んだ武尊がパンチの連打を浴びせるが、終了のゴングでまとめきれず。

第3ラウンドはプレッシャーをかけるスーパーレックが武尊の前足にローを放ち続ける。武尊は足を引き釣りながらもスーパーレックをコーナーに追い込み、ボディのラッシュを連打。スーパーレックは防戦一方となるが、武尊もキックを受けて倒れ込むなどダメージは感じさせる。まさに“死闘”という言葉通りの対決。

第4ラウンド、疲れを見せ始めたスーパーレックにボディを効かせる。武尊は笑みを浮かべるとプレッシャーを掛けながら前へ前へと前進。スーパーレックは下がりながらも高い技術力で武尊に蹴りを的中させた。

最終ラウンド、前に出始めたスーパーレック。武尊は気持ちで前に出てパンチを顔面に的中させる。互いに消耗を感じさせるが、折れずに5ラウンドの死闘を戦い抜いた。

結果はスーパーレックのフルマークの判定勝ち。試合後に防衛を果たしたスーパーレックは「武尊選手の強さには驚かなかったです。彼はそういう評判ですから」とし、「世界一のすごい根性のある選手ですから」と敬意を述べた。一方、敗れた武尊は「今の身体でできる限界ギリギリのところまでやってきました。これ以上の身体は作れません」と涙ながらに語った。

同大会は「ABEMA PPV」にて全試合生中継されている。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)

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