【MLB】ドジャース大谷翔平と山本由伸の新たな“女房役”に 強打の正捕手ウィル・スミスを公式データで読み解く | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ドジャース大谷翔平と山本由伸の新たな“女房役”に 強打の正捕手ウィル・スミスを公式データで読み解く

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【MLB】ドジャース大谷翔平と山本由伸の新たな“女房役”に 強打の正捕手ウィル・スミスを公式データで読み解く
  • 【MLB】ドジャース大谷翔平と山本由伸の新たな“女房役”に 強打の正捕手ウィル・スミスを公式データで読み解く

オフの移籍市場は、昨季100勝を挙げたナ・リーグ西地区の強豪ドジャースが主役に。大谷翔平投手ら大物FA選手を次々と獲得し、4年ぶりの世界一へ向けて着々と準備を整えている。爆発的な得点力が期待される、屈指の重量打線はとりわけ魅力的だ。

ここでは強打の正捕手ウィル・スミスを公式データで読み解いてみたい。大谷とともに加入した、山本由伸投手とのバッテリーにも要注目だ。

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■守備にはやや不安を残すも……

ドジャース生え抜きのスミスは、2016年ドラフト1巡目全体32番目で入団。強打の捕手として19年にメジャー初昇格を果たすと、54試合の出場で15本塁打、OPS.908をマーク。近年は指名打者としても出場しつつ、3年連続で100試合以上マスクを被り、投手陣を支えてきた。

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』によると、スミスの平均ポップタイム「1.91秒」はメジャーの捕手全体で12位にあたる。ポップタイムとは、投球がミットに収まった瞬間から、狙ったベースに捕手の送球が届くまでの時間を指す。直近3年間の盗塁阻止率18%は全体平均を下回るものの、キャリア通算の得点圏打率が.296と勝負強く、空振りも少なくて四球が選べる。守備面でやや不安を残すが、打撃で挽回してくれると期待したい。

昨季は主に3番打者で起用され、打線の中心的役割も担っていた。今季からは大谷が上位打線に入り、新加入のテオスカー・ヘルナンデス外野手もいるため、2022年に89試合務めた4番、もしくは5番以降での起用が考えられる。アウトコースが苦手で、昨季打率.184と苦しんだフォーシームの空振り率が年々上昇しているのが気になるところ。負担の少ない打順で起用できれば、脅威の存在になるだろう。

大谷がドジャース移籍を発表した際には「彼の決断を今か今かと待っていた」と喜びをあらわにしたスミス。コンビを組むのは1年先になりそうだが、まずは日本最高の右腕・山本とのコンビで勝ち星を量産してもらいたい。

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文●有賀博之(SPREAD編集部)

《SPREAD》
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