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今オフにフリーエージェント(FA)となったものの、ここまで去就に動きがないのが藤浪晋太郎投手。大谷翔平投手がドジャースに加入し、日本からも山本由伸投手(オリックスからドジャース)、松井裕樹投手(楽天からパドレス)、今永昇太投手(DeNAからカブス)などが移籍先を決めるなか、29歳右腕はどのチームでメジャー2年目を過ごすのか。
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■中継ぎへの配置転換
藤浪はメジャー1年目はアスレチックス、オリオールズの2チームでプレーし、64試合の登板で7勝8敗、防御率7.18の成績。中継ぎに配置転換となった後半は持ち味の速球を武器に一定の活躍を見せた。
そんな藤浪について言及したのがパイレーツの地元メディア『ラムバンター』。16日(日本時間17日)に掲載された記事では「『Stuff+』の値から見た、パイレーツが獲得すべきローリスクハイリターンの投手」と見出しが打たれている。
3番目に紹介された藤浪に対しては、昨シーズン途中からの適応を評価。「フジナミはほぼ正確に物事を理解したようだ」と称され、後半の40回2/3で、防御率3.98、FIP3.70、WHIP1.06を記録した藤浪のスタッツに注目している。
また藤浪は球速や回転数、変化量などから算出される「Stuff+」の値でも平均100を上回る「114」と評価。「適切な状況があれば重要度が高い場面での起用も考えられる。平均100マイルの投手は注目を集める」と称されている。
パイレーツのブルぺン候補として名前が急浮上した藤浪。はたして、新たに迎えるシーズンをメジャーで過ごすことができるのか。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)