【MLB】「愛されキャラの人気者」新加入テオスカー・ヘルナンデスを公式データで読み解く ドジャース大谷翔平の新たな戦友たち | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「愛されキャラの人気者」新加入テオスカー・ヘルナンデスを公式データで読み解く ドジャース大谷翔平の新たな戦友たち

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【MLB】「愛されキャラの人気者」新加入テオスカー・ヘルナンデスを公式データで読み解く ドジャース大谷翔平の新たな戦友たち
  • 【MLB】「愛されキャラの人気者」新加入テオスカー・ヘルナンデスを公式データで読み解く ドジャース大谷翔平の新たな戦友たち

オフの移籍市場は、昨季100勝を挙げたナ・リーグ西地区の強豪ドジャースが主役に。大谷翔平投手、山本由伸投手ら大物選手を次々と獲得し、4年ぶりの世界一へ向けて着々と準備を進めている。爆発的な得点力が期待される、豪華打線はとりわけ魅力的だ。

ここでは新加入選手のひとり、テオスカー・ヘルナンデス外野手を公式データで読み解いてみたい。シーズン中には、大谷から死球を受ける一幕も。謝罪した大谷のジェスチャーに対して「気にするな」と言わんばかりの紳士な対応を見せ、日本でも脚光を浴びたあの選手だ。

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■陽気で紳士な愛されキャラ

ヘルナンデスは2016年、アストロズ時代にメジャーデビュー。17年にブルージェイズへ移籍すると、翌18年には22本塁打を放ちレギュラーに定着。20年、21年には2年連続でシルバースラッガーを受賞した。マリナーズへ移籍した昨季は、打率.258、26本塁打、93打点を記録。足も速く、外野全ポジションでの経験があり、ドジャースでは左翼手での起用が見込まれている。

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』でヘルナンデスの打撃指標を掘り下げると、フォーシームを中心とした速球系や、チェンジアップなどの緩急に対する強みが浮き彫りになる。昨季の球種別打率ではフォーシームが.304、シンカー(ツーシーム).311、チェンジアップ.373、26本塁打のうち18本がこの3球種に集中しており、ツボにハマると力強い打撃を見せてくれる。

一方で、横変化の球種に滅法弱く、スライダーが.215、カットボール.163、スイーパーも.244と今ひとつ。昨季ア・リーグワースト2位の211三振を記録、61個がスライダーで喫したもので、ボール球の空振り数がア・リーグ最多の264回と弱点は小さくない。確実性には乏しいスラッガーだが、対左投手の成績がよく、直近3年間では通算打率.317、OPS.973と超一流クラスだ。戦力が豊富なドジャースで下位打線に起用されれば、他球団にとって脅威の存在になれるだろう。

そして何より笑顔が魅力で、チームのムードメーカーとしても一役買ってくれることは間違いない。ブルージェイズ、マリナーズでも“愛されキャラ”として知られたヘルナンデス、新天地での活躍に期待だ。

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文●有賀博之(SPREAD編集部)

《SPREAD》
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