【MLB】早くも「Sho Time」超え 米老舗誌がカブス今永昇太の「投げる哲学者」を球界ベストニックネームに推す  | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】早くも「Sho Time」超え 米老舗誌がカブス今永昇太の「投げる哲学者」を球界ベストニックネームに推す 

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【MLB】早くも「Sho Time」超え 米老舗誌がカブス今永昇太の「投げる哲学者」を球界ベストニックネームに推す 
  • 【MLB】早くも「Sho Time」超え 米老舗誌がカブス今永昇太の「投げる哲学者」を球界ベストニックネームに推す 

カブスと契約した今永昇太投手が12日(日本時間13日)、米シカゴでの入団会見に出席。背番号18のユニフォームに袖を通した左腕は、英語で気の利いた挨拶をするなどファンの心を早くもつかんだ様子。加入を受けて、米老舗スポーツ誌『スポーツイラストレイテッド』は、今永の愛称「投げる哲学者」を球界で1番のニックネームと評価した。

◆【実際の映像】「つかみは完璧!」今永昇太“メディア喝采”のカブス入団記者会見

■李政厚の「風の孫」にも高評価

今永の第一声は「ヘイ、シカゴ!」だった。報道陣から笑いと拍手が起こると、さらに「What do you say? Cubs gonna win today!」と続け、会見場は大いに盛り上がった。一連のフレーズはフォーク歌手スティーブ・グッドマンが1984年に書きおろしたカブスの応援歌「Go Cubs Go!」から抽出したもので、米老舗スポーツ誌『スポーツイラストレイテッド』は「これを利用することがカブスファンの心に届く一番の近道だった」と伝え、今永の対応を称賛した。

また、同誌は今永の「投げる哲学者」という愛称にも反応し、「これ以上のニックネームは現在の球界にはない」と断言。「MLBで使われているニックネームのほとんどが独創性に欠けている。『投げる哲学者』がインスピレーションを起こすことを願う」と記し、今後に期待した。

ちなみに、同誌はジャイアンツに加入した李政厚(イ・ジョンフ)外野手の「風の孫」という愛称も評価。李はかつて中日ドラゴンズでもプレーした李鍾範(イ・ジョンボム)を父に持つ。スピード感あふれるプレーを披露した父親は現役時代、「風の息子」と呼ばれていたため、その息子ということで「風の孫」というニックネームがついた。

■21年の「Sho Time」は8位

2021年にMLB公式サイトが選定した「ベスト・ニックネーム」によれば、大谷翔平投手の「Sho Time(翔タイム)」は8位。1位はタイガースのハビエア・バエズ内野手(当時カブス)の「エル・マーゴ(魔術師)」で、華麗な守備を表現したものだった。2位はピート・アロンソ内野手(メッツ)の「ポーラー・ベア(シロクマ、ホッキョクグマ)」。3位はフェルナンド・タティスJr.内野手(パドレス)の「エル・ニーニョ(小僧、坊や)」という順位だった。

さかのぼれば、元祖二刀流ベーブ・ルースの「ベーブ(赤ん坊)」や2130連続試合出場を果たしたルー・ゲーリックの「アイアンホース(鉄馬)」などのニックネームが有名であり、今も伝説的なプレーとともに語り継がれている。

今永の「投げる哲学者」もファンの記憶に残るのだろうか。メジャー1年目からアピール必須となりそうだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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