米スポーツ専門局『ESPN』のマイク・ポピンガー記者は9日、自身のX（旧ツイッター）を更新。世界スーパーバンタム級4団体制覇王者の井上尚弥（大橋）と、元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ（メキシコ）が対戦へ合意したと投稿した。
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■「5月に東京で対戦する契約に合意」
同記者によると、両者は「5月に東京で対戦する契約に合意したと関係者がESPNに語った」と投稿した。
ネリは2017年8月、山中慎介とのWBC世界バンタム級タイトルマッチを制した後、禁止薬物の陽性が判明。その後、18年3月に山中と再戦が組まれたが、契約体重を超過。王座を剥奪され、日本ボクシングコミッション（JBC）から無期限の国内活動停止処分を受けるなど「悪童」と呼ばれている。
ネリの日本戦について同記者は、「ネリは日本ボクシングコミュッションから永久追放処分を受けたが、イノウエとのタイトルマッチは保証していると関係者が語った」と付け加えている。
ネリ本人も同記者の投稿に対し砂時計の絵文字3個をリポスト、大一番への「カウントダウン」を示唆した。
■井上は今年3試合を予定
井上は昨年12月にマーロン・タパレス（フィリピン）を下し、テレンス・クロフォード（米国）以来となる史上2人目の2階級4団体統一を達成。
24年には3試合を組むことを名言し、対戦相手には元WBA、IBF世界同級統一王者、WBA世界同級1位のムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）、元世界3階級制覇王者のジョンリル・カシメロ（フィリピン）、そしてネリの名前を挙げていた。
井上は26戦26勝（23KO）無敗、ネリは36戦35勝（27KO）1敗。「モンスターvs.悪童」の実現なるか、動向に注目が集まる。
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文●SPREAD編集部
