【MLB】「厳しい舞台で跳ね上がる」大谷翔平の打撃データ、常勝ドジャース移籍でさらなる“成績向上”も | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「厳しい舞台で跳ね上がる」大谷翔平の打撃データ、常勝ドジャース移籍でさらなる“成績向上”も

新着 ビジネス
【MLB】「厳しい舞台で跳ね上がる」大谷翔平の打撃データ、常勝ドジャース移籍でさらなる“成績向上”も
  • 【MLB】「厳しい舞台で跳ね上がる」大谷翔平の打撃データ、常勝ドジャース移籍でさらなる“成績向上”も

ロサンゼルス・エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手。今季は打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066で自身初の本塁打王を獲得し、2度目のア・リーグMVPにも選出。とりわけ打者としての活躍が光った1年だった。

ここでは大谷の打撃にフォーカスし、メジャー6年間で残した成績を掘り下げてみたい。

◆大谷翔平が「ドジャースタジアム」でプレーしたら…気になる本塁打数への影響を検証

■「窮地に強い」がデータで明らかに

米データサイト『Baseball Reference』では、打撃や投球を“状況別”に区分けした成績が閲覧できる。「High」「Medium」「Low」と重要度で3段階に分けることで、選手がどのような場面で結果を残せたかが浮き彫りになる。

大谷のメジャー6年間の通算打撃成績は、2871打席で2483打数681安打、打率.274、171本塁打、437打点、出塁率.366、OPS.922。これを、もっとも重要度の高い場面「High Leverage」に絞ると、ちょうど500打席で403打数121安打、打率.300、出塁率419、OPS1.019まで成績が跳ね上がる。全58敬遠のうち、30個がこの「High Leverage」の状況で記録、いかに重要な場面で勝負を避けられてきたかが明らかに。

「High Leverage」での153打点は「Medium Leverage」「Low Leverage」を含めた状況別でもトップ。警戒される中で、本塁打も31本を記録している。かねてから、緊張感のある大舞台でのプレーを望んでいた大谷。6年間で一度もポストシーズン進出が叶わなかったエンゼルスを退団し、常勝チームの一員で優勝争いを続ければ、さらに打撃成績が向上する可能性を秘めている。

◆大谷翔平が今季“ジャッジ超え”を果たした「長打力」の指標 渡米後初のナンバーワンに

◆「.164→.257→.350」大谷翔平がメジャーの剛速球を“完全攻略”した軌跡 MVP年を凌駕する打撃進化

◆大谷翔平の6年間「爆速・低弾道本塁打3選」 打球方向にも進化の証

文●有賀博之(SPREAD編集部)

《SPREAD》
page top