
ロサンゼルス・エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手。ア・リーグMVPに選出され、新たな移籍先に一際注目が集まっている。
今季は打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066で自身初の本塁打王を獲得。ここでは、メジャー6年間でもっとも大谷の“餌食となった”投手たちを公式データから紐解いてみたい。
◆【実際の動画】2022年の大谷翔平、最高の“お得意様”から通算4発目!実況も「イッテラッシャーイ!」と大はしゃぎ
■3被弾の菊池雄星が2位タイに
MLB公式『Baseball Savant』では、全選手のプレーを様々な条件下で検索、動画の閲覧やダウンロードができる。大谷がメジャー6年間で対峙した全選手を対象に「もっとも多くの本塁打を浴びた投手」をピックアップしてみよう。
第1位はニューヨーク・ヤンキースの先発右腕フランキー・モンタス。2019年と20年に1本ずつ、22年には2本塁打を被弾し計4本。今季は右肩手術で1試合登板にとどまり、大谷との対戦は実現していない。
そして、第2位は3被弾で複数人が並んだ。うちひとりは、花巻東高校の先輩でもあるトロント・ブルージェイズの菊池雄星。そして、今季トレードでチームメイトにもなったルーカス・ジオリト、同地区ヒューストン・アストロズ“ゆりかご投法”のルイス・ガルシアら計5人がランクインした。
当然ながら、対戦数が多いア・リーグの選手中心のランキングとはなったが、今後はこの顔ぶれが一斉に書き換わる可能性もある。初対戦は投手有利になりがちだが、大谷は来季どこのチームへ移籍し本塁打を量産するのだろうか。
◆大谷翔平の本塁打王を脅かす“危険な”移籍先…「右中間128メートル」の海沿い球場が鬼門に
◆大谷翔平が「ドジャースタジアム」でプレーしたら…気になる本塁打数への影響を検証
◆「移籍先はどこがベストか」大谷翔平の得意な球場、苦手な球場 二刀流に“理想的”なのは……?
文●有賀博之(SPREAD編集部)