「朝倉未来はここで終わる人ではない」榊原CEO、激励するも“残酷な一言”「同情されたら終わり」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「朝倉未来はここで終わる人ではない」榊原CEO、激励するも“残酷な一言”「同情されたら終わり」

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「朝倉未来はここで終わる人ではない」榊原CEO、激励するも“残酷な一言”「同情されたら終わり」
  • 「朝倉未来はここで終わる人ではない」榊原CEO、激励するも“残酷な一言”「同情されたら終わり」

総合格闘技団体「RIZIN」が24日、今年の大晦日大会「RIZIN.45」の追加対戦カードを発表。榊原信行CEOが9日に開催された『FIGHT CLUB』での「朝倉未来 vs. YA-MAN(ヤーマン)」戦でKO負けを喫した朝倉未来について言及した。

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■「残酷だけど、同情されたら終わりだなと」

試合前には「YA-MANのKO勝ち」を予想していた榊原CEOは厳しい面持ちで「結果は結果。ファンも関係者もショッキングな結果だったので、厳粛に受け止めていると思う」とし「まだ本人とは話せていないが、来週ゆっくり話をしようという風になっている」と明かした。

榊原CEOは「未来の本当の気持ち、次なる一手を“格闘家”としてどう踏み出すのか。それに向けてRIZINとしては応援したいし、協力したい。ここで終わる人ではないと思っていますから」と、“格闘家”の朝倉未来をサポートしていく姿勢を強調した。

しかし、「ただ、アゴを打ち抜かれて記憶を飛ばすというのは……メイウェザーなんかと話していると、いかにダメージをもらわずに戦い続けるか、いかにそういう“究極の倒され方”をせずに……」と、“負け方”に言及。「この試合をしっかり分析して、受け止めて、次の一手をどうとるのか。ファンの声に影響されずに、今回受けた肉体的なダメージ、精神的なダメージ、そして年齢的なことを含めた人生をどうして行くのか、しっかり話し合いができたらいいなと思います」と、しっかり試合の反省をした上で、今後の話し合いをしたいと語った。

さらに榊原CEOは厳しい助言も口にした。「(朝倉は)アスリートとしても、格闘家としてもここが最後ではないと思っている。ただ、残酷かもしれないけど、同じ同僚とか、ファンとかにトップアスリートは同情されたら終わりだな、と僕は思っている。常にそういう人たちに『コイツ強すぎて小憎たらしい!』、『また勝ったよ』と言われるような、真のアスリートは、これまで見てきてそう思う。だから、未来にどんな心境かな、と聞いてみたい」と、同情の声が多い現状に問題提起した。

ただ、朝倉への期待も本物のようで「これまでの歴史上、類を見ない格闘家として、さらなる進化を遂げるポテンシャルを持ってる可能性がある。しっかり向き合って、何を作り出せるかは発表できたら」と期待感も述べた。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)

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