【JBCクラシック/3連単4点】メイショウハリオかテーオーケインズか……6度目の決戦 「2強のワンツー決着はない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【JBCクラシック/3連単4点】メイショウハリオかテーオーケインズか……6度目の決戦 「2強のワンツー決着はない」

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【JBCクラシック/3連単4点】メイショウハリオかテーオーケインズか……6度目の決戦 「2強のワンツー決着はない」
  • 【JBCクラシック/3連単4点】メイショウハリオかテーオーケインズか……6度目の決戦 「2強のワンツー決着はない」

今年のJBC3競走は3日、大井競馬場を舞台に行われる。メインを飾るJBCクラシック(JpnI、ダ2000m)は、史上初の帝王賞連覇を果たしたメイショウハリオと、昨年の当レース覇者テーオーケインズ、ともにGI3勝を誇るダート界の雄が激突。

割って入るのが、ウィルソンテソーロキングズソードといった新興勢力に、復活が待たれるノットゥルノといった面々。チャンピオンディスタンスでどんな戦いが繰り広げられるのか。

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■6度目の同期ライバル対決

メイショウハリオテーオーケインズ。積み重ねたGIタイトルは、両者とも3勝ずつ。ともに馬齢は6歳で、同い年のダート界の雄が、今回で6度目の決戦を迎える。

2021年のチャンピオンズCが最初の対決で、1番人気に応えたテーオーケインズが第1ラウンドを勝利。当時、メイショウハリオは10番人気と伏兵の存在だった。2022年の平安Sもテーオーケインズが貫録を見せ、絶対王者に君臨するかと思われたが、同年の帝王賞でついにメイショウハリオが凱歌を上げ、ライバルに土をつけた。

その後は、2022年JBCクラシックでテーオーケインズが返り討ちを果たし、今年の帝王賞では、再びメイショウハリオが頂点に。一進一退の攻防を繰り広げてきたライバル対決は、テーオーケインズが3勝2敗と一歩リードを取るかたちで、今年のJBCクラシックに臨むことになる。

■大井ならメイショウハリオの出番

両者が激突したレースでは、どちらか一方が勝利を飾り、どちらか一方は3着以下に敗れている。両雄がワンツー決着を果たしたことはなく、それが馬券的中へ繋がる大きなポイントとなる。

テーオーケインズが勝利を飾ったコースは左回りの中京・盛岡であった一方、メイショウハリオが勝利した舞台は、2勝とも帝王賞で、今回と同舞台の大井ダ2000m。つまり、両者が相まみえる舞台では、それぞれ得意コースに見合った結果を得ていることになる。

となると、今回はメイショウハリオが勝つターン。今年はかしわ記念、帝王賞とGI連勝中で、今がピークとも思える出来。昨年の当レースでは盛岡の馬場がフィットせず5着に敗れたが、得意とする大井なら、磨きがかかった末脚を存分に発揮できるはず。ここはメイショウハリオを頭で勝負してみたい一戦だ。

■未知の魅力あふれるウィルソンテソーロ

両雄のワンツー決着がないと仮定するならば、割って入る存在は誰か。その筆頭はウィルソンテソーロだろう。今年に入って、かきつばた記念、マーキュリーC、白山大賞典と、交流重賞を3連勝。異なる距離、異なるコースでの連勝劇は並大抵のことではない。

スッと好位につけられるレースセンスの高さは、交流GIでも強力な武器となる。加えて、近3走とも上がり最速の時計で勝利を飾っており、瞬発力の高さも広い大井コースではプラスに働くだろう。

本家、米ブリーダーズカップクラシックには、同馬主のウシュバテソーロが出走し、ドバイワールドカップに続く世界制圧を目指している。本馬もまずは国内のGIで結果を残し、先輩に続きたいところ。今をときめくキタサンブラック産駒が、今度はダート界を制圧する日も近そうだ。

■ノットゥルノも隠れた大井巧者

ノットゥルノは昨年のジャパンダートダービー以降、馬券に絡んだのは昨年暮れの東京大賞典2着のみで、あとは圏外に沈んでいるが、ベストコースは【1.1.0.1】の大井ダ2000m。今回は武豊の負傷により、森泰斗に鞍上が変わるが、大井を知り尽くしているジョッキーにスイッチすることで、何か変化が起きれば面白い。

キングズソードはアンタレスS3着から、オープン特別を連勝中と勢いに乗っているが、過去10年のJBCクラシックで3着以内に入った延べ30頭中29頭は、前走が中央の重賞、または交流重賞を使った馬で占められており、残る1頭も地方の重賞を走っていた。前走オープン特別からの好走歴は皆無で、ここは厳しい戦いを強いられるとみて、バッサリ消す。

それ以外の中央勢、ケイアイパープルやクリノドラゴン、また地方勢も力量的に見劣りし、ここは3連単4点で仕留めたい。

馬券的には、メイショウハリオを頭に据えた3連単フォーメーションで勝負する。テーオーケインズは2着には敢えて置かず3着まで。相手には、ウィルソンテソーロに加え、ノットゥルノの復活に期待する。

◎(7)メイショウハリオ〇(5)ウィルソンテソーロ▲(3)テーオーケインズ△(2)ノットゥルノ

3連単フォーメーション(4点)1着:72着:5、23着:5、3、2

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◆著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

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