【MLB】「大谷翔平の獲得は非現実的」名門ヤンキースは争奪戦から撤退し、天才フアン・ソトに照準か「パドレスと予備交渉実施」と米放送局 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「大谷翔平の獲得は非現実的」名門ヤンキースは争奪戦から撤退し、天才フアン・ソトに照準か「パドレスと予備交渉実施」と米放送局

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【MLB】「大谷翔平の獲得は非現実的」名門ヤンキースは争奪戦から撤退し、天才フアン・ソトに照準か「パドレスと予備交渉実施」と米放送局
  • 【MLB】「大谷翔平の獲得は非現実的」名門ヤンキースは争奪戦から撤退し、天才フアン・ソトに照準か「パドレスと予備交渉実施」と米放送局

今季ア・リーグ東地区4位に沈み、7年ぶりにポストシーズン進出を逃したニューヨーク・ヤンキース。来季は雪辱を期すシーズンとなるが、逆襲の切り札はフリーエージェント(FA)市場ではなく、トレードで調達するつもりのようだ。

ニューヨークの放送局『SNY』は26日、ヤンキースとサンディエゴ・パドレスが会談を持ち、フアン・ソトのトレードについて話し合いを行ったと報じた。今オフ、名門のトップターゲットは大谷翔平ではなく、若き天才打者となりそうだ。

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■球団幹部「適正な条件で獲得できる」と予想

米放送局『SNY』は「ヤンキースとパドレスがソトのトレードに関して予備交渉を行った」と伝えた。

今季のヤンキースは打線が低調。来季に向けて強化が必須で、特に左打者の獲得は補強ポイントのひとつとなっている。そこで白羽の矢が立ったのがソト。来季終了後にFAとなる25歳を引き留めるため、パドレス側が再契約を持ちかけることは必至。しかし、合意に達しない場合、チームは見返りを求めてトレードに出す可能性はあると言われている。

同局はライバル球団幹部の「ソトとは適切な条件で契約できるだろう」というコメントを紹介。その上で「これが何を意味するのか。パドレスは積極的に売りに出しているわけではないが、移籍の可能性も排除していないということ」と解説を加えた。

一方、トレードにおける障害も指摘。ヤンキースにはアンソニー・ボルピーやジェーソン・ドミンゲスのような若手有望株が揃っており、チームとしても彼らを大切にしているが、交換相手として差し出すことは避けられないとした。

また、別の球団関係者は「パドレスが完全にゼロから立て直すというチームではないため、若手だけでなく、実力者も要求するだろう。(ヤンキース側は)アンソニー・リゾらベテランもトレード要員に含めることができるかどうか……」と交渉成立のポイントを説いたという。

■「スタントンを放出しDH枠を空けるべき」

強打の左打者ということであれば、FAになる大谷が真っ先にターゲットになりそうだが、MLB公式サイトは「すでにDHにはジャンカルロ・スタントンがいて、さらに(アーロン・ジャッジ、ゲリット・コールら)大型契約を結んでいる選手もいるため、オオタニの獲得は予算的にも非現実的」とし、争奪戦には乗り出さないと予想した。

ただ、移籍情報を扱う『MLB TRADE RUMORS』は「FAのトップ選手に支出することで打撃の悩みは解消できるかもしれない」とし、大谷獲得を提案。「例えばスタントンを放出し、オオタニのような世代を超えた才能のためにDH枠を空けることは、組織にとって受け入れやすい選択となるはず」と主張した。

しかし、スタントンはトレード拒否権を有しており、契約も2027年まで残っている。確かに打率.191、24本塁打、60打点に終わった大砲の代わりに大谷を招き入れることができれば、チームにとっては最高のシナリオとなるが、成立は容易ではない。名門再建へ向けて、ヤンキースは大谷よりソトを選ぶということになりそうだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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