原英莉花が11アンダー単独首位でメジャーでの復活優勝近づく、1打差に菊地絵理香 日本女子オープン3日目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

原英莉花が11アンダー単独首位でメジャーでの復活優勝近づく、1打差に菊地絵理香 日本女子オープン3日目

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原英莉花が11アンダー単独首位でメジャーでの復活優勝近づく、1打差に菊地絵理香 日本女子オープン3日目
  • 原英莉花が11アンダー単独首位でメジャーでの復活優勝近づく、1打差に菊地絵理香 日本女子オープン3日目

女子ゴルフの国内メジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権」(福井県・芦原ゴルフクラブ 海コース/6528ヤード、パー72)は30日、第3ラウンドが行われ、原英莉花が6バーディ、2ボギーの68で回り、通算11アンダーで単独首位に浮上した。1打差10アンダー2位に菊地絵理香、4打差7アンダー3位に古江彩佳、5打差6アンダー4位タイに稲見萌寧ら2人がつけている。

◆【実際の動画】原英莉花が18Hバーディーパットを沈め、11アンダー逆転の単独トップで最終日へ!!

■最終18番、バーディで原が抜け出す

前日までとは打って変わって、シーサイドコース本来の風が選手たちを苦しめた3日目。

序盤スコアを伸ばしたのは、3打差7アンダー2位タイから出た原。1番で手前からの長いバーディパットを決めると、3番ではさらに長い20メートル近いバーディパットを沈める。5番パー5では2オン2パットのバーディ。5ホールで3バーディ、トーナメントリーダーの菊地を追撃する。

3打差10アンダー単独首位でスタートした菊地は、2番でピンハイから決め、この日最初のバーディ。だが、6番で3パットのボギー、原に並ばれる。

原は7番で3パットのボギーが来るも、8番でピンハイからまたもや長いバーディパットをねじ込み、再び首位に並んで折り返した。

この間、バーディ量産で首位に迫ってきたのが古江。前半は3バーディ、2ボギーと1つ伸ばすにとどまったが、インに入って10番、13番、14番バーディで、2打差8アンダー3位に浮上した。

最終組の菊地と原は、後半も一進一退のシーソーゲームを繰り広げた。12番、菊地はピン右手前4メートルのバーディチャンスにつける。このフックラインを読み切って、2番以来となる待望のバーディ。単独首位を奪回する。

先を行く古江は、15番、16番と痛い連続ボギー。首位と差が5打に開く。

菊地は13番、強めに打ったパーパットが右を抜けボギー。菊地と原が三度10アンダーの首位に並ぶ。続く14番、菊地の2打目はピン右奥に着弾、スピンバックで左1メートルにつけるスーパーショット。これを難なく沈め、単独トップに立つ。

最終組の5組前で回る古江は18番パー5、3打目をベタピンに寄せバーディ。7アンダーと優勝が狙える位置につけて3日目を終えた。

15番、今度は原が魅せる。ピン手前約6メートルのスライスラインを見事に沈め、後半初のバーディ、またしても追いつく。難関16番で菊地がピンチを迎える。2打目がグリーンをオーバー、崖の途中のブッシュへ。しかしここから3打でナイスボギー。原もパーパットを決められずボギー。後続との差が詰まる。

一方、終盤にナイスカムバックをみせたのが稲見。前半は1バーディ、2ボギー、1ダブルボギー。後半も11番ボギーで一時は4つスコアを落としたが、15番で2つ目のバーディが来ると、17番、18番連続バーディで締め、6アンダー4位タイに再浮上した。

最終組の菊地と原、17番はともにパー。18番パー5、原がバンカーからの3打目を寄せ、バーディチャンス。菊地のバーティパットは惜しくも外れパー。原はピンハイからの長めのバーディパットを沈め、最終ホールで今大会初めて単独首位に立ち、ホールアウトした。

最終日最終組も、原と菊地の“ダブル・エリカ”で回ることになる。この二人が有利ではあるものの、この難コース、風次第で何があるか分からない。逆転の目も十分あり得る。最後に笑うのは誰か、女子ゴルファー日本一は明日決まる。

■主な上位選手順位

上位選手の主な順位は以下の通り。

1位/11アンダー/原英莉花2位/10アンダー/菊地絵理香3位/7アンダー/古江彩佳4位タイ/6アンダー/森田遥、稲見萌寧6位タイ/5アンダー/申ジエ(韓国)、櫻井心那、ペ・ソンウ(韓国)、宮澤美咲、上田桃子、ささきしょうこ、吉田優利、青木瀬令奈、川岸史果

岩井千怜は4アンダー15位タイ。山下美夢有、岩井明愛は2アンダー20位タイ。菅沼菜々、小祝さくらは1アンダー28位タイにつけている。

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文●河野道久

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