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20日から明治神宮野球場で行われる、東京ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズの2連戦。
ヤクルトは借金「25」のセ・リーグ5位、中日は借金「28」の6位。今季対戦成績はヤクルトが13勝10敗とリード、両チームのゲーム差1.5で迎える“最下位争い”のカードとなる。
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■キーマン、塩見泰隆の復活なるか
ヤクルトは、塩見泰隆に注目したい。
故障で出遅れた今季は、復帰後も2度の離脱を強いられ、ここまで42試合に出場して打率.282、6本塁打、22打点。腰痛から復帰した9日の試合では、いきなり先頭打者アーチを放ったが、翌日以降は調子が上がらず、9月は9試合で打率.212、1本塁打、4打点と苦しんでいる。能力の高さは誰もが知るところで、塩見が爆発すればチームの勝率は高くなる。打線の火付け役として、最下位転落を阻止する活躍を期待したい。
対する中日も、同じくリードオフマンの岡林勇希に注目したい。
昨季ブレイクした若きヒットメーカーは、今季も開幕から順調にヒットを重ねて、ここまで132試合に出場して打率.288、3本塁打、27打点。7月は月間打率.382を残すも、8月に打率.259と調子を落とすと、9月は15試合で打率.220と低迷している。シーズン終盤で、再びアクセルを踏み直すことができるか。最下位脱出のためには、この男が出塁し打線の得点力を上げる必要がある。
ともにBクラスとは言え、「5位」と「6位」では全く違う。意地とプライドをかけた戦いの中で、1番打者として出場が期待される2人「塩見と岡林」が試合の流れを大きく左右することになるだろう。
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提供●Baseball Times