石川遼「70.489」安定感増すショットと“アグレッシブさ”で昨年予選落ちの小野東洋GC攻略へ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

石川遼「70.489」安定感増すショットと“アグレッシブさ”で昨年予選落ちの小野東洋GC攻略へ

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石川遼「70.489」安定感増すショットと“アグレッシブさ”で昨年予選落ちの小野東洋GC攻略へ
  • 石川遼「70.489」安定感増すショットと“アグレッシブさ”で昨年予選落ちの小野東洋GC攻略へ

男子ゴルフツアーの第18戦「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」が、小野東洋ゴルフ倶楽部(兵庫県/7113ヤード、パー72)で、21日に開幕する。

本大会には昨年アマチュア優勝を果たした蟬川泰果や、昨年プロデビュー戦となった中島啓太、今季安定した成績を残す石川遼などが出場予定となっている。

なかでもショットの安定感が過去最高の状態にある石川は、今季初優勝なるか注目したいところだ。

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■小野東洋GC攻略にはアグレッシブさが必須

会場となる小野東洋GCは、左右のOBが浅いホールや、フェアウェイ真ん中の松の木、ポッドバンカーなど狙い所が難しいコース。そのためティーショットの精度が求められ、選手によっては短い番手で刻む場合も多々ある。

昨年の石川は、小野東洋GCの狭さに翻弄され12戦ぶりの予選落ち。特に第1ラウンドの18番では、左右のOBをきらいユーティリティでティーショットを放ったが、ボールは無情にも右OBへ。ミスができない状況下で確実に攻めようとした結果、石川らしさが封じられ、最悪の結果を招いてしまった。

選手を惑わせる罠が無数に存在する小野東洋GCだが、攻めればそれだけスコアを縮めることもできる。昨年の覇者である蟬川がその一例だ。蟬川は、狭い小野東洋GCで得意のドライバーを何度も使い、攻めのゴルフでバーディを量産。第3ラウンドでは1イーグル、9バーディ、ノーボギーの61という大会新記録の猛チャージを見せ、優勝に繋げた。

今季の石川はというと、ショットスタッツが過去最高の状態。昨年はコースの狭さに萎縮し、思い切りの良いショットが打てていなかったが、今年はドライバーのブレも少なく、本来の持ち味が戻ってきている。

その証拠に現時点での石川のスタッツを見ると、フェアウェイキープ率は53.448%、ドライビングディスタンスは307.9ヤードを記録。両方とも先週より若干落ち込んではいるものの、平均ストロークは70.489と先週より-0.092ストローク改善。メルセデス・ベンツトータルポイントも先週から1ランク上げるなど、好調を維持している。

ここまでショットが安定してくれば、狭いコースでも石川らしい攻めのゴルフを見せられるだろう。先週のANAオープンでも第2ラウンドの2番ホールでドライバーを握るなど“攻めすぎ”なくらいに攻めていた。2番はダブルボギーとしたが、その次の3番では、バーディを決めバウンスバックに成功した。リスクを承知の上でドライバーを振り流れを掴むという、石川のアグレッシブさを象徴するプレーとなった。

昨年悔しい思いをした小野東洋GCでも先週のANAオープンのように、石川らしいアグレッシブな攻めで攻略できるか注目したい。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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