【女子ゴルフ】古江彩佳のパッティングが冴えれば、久々の日本ツアーでいきなり優勝も 住友生命Vitalityレディス展望 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【女子ゴルフ】古江彩佳のパッティングが冴えれば、久々の日本ツアーでいきなり優勝も 住友生命Vitalityレディス展望

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【女子ゴルフ】古江彩佳のパッティングが冴えれば、久々の日本ツアーでいきなり優勝も 住友生命Vitalityレディス展望
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女子ゴルフの国内第28戦「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」(愛知県・新南愛知カントリークラブ美浜コース/6534ヤード、パー72)が15日、開幕する。

昨季は、ルーキーの尾関彩美悠が接戦を制し、プロ初優勝を飾った。今季は、歴代チャンピオンであり、米ツアー参戦中の古江彩佳、西村優菜が出場するなど、見どころも多い。歴史ある秋の3日間大会を制するのは、果たして誰か。

◆前週優勝の神谷そらは稲見萌寧、昨年の覇者、尾関彩美悠と 帰国参戦の西村優菜は馬場咲希、菅沼菜々と初日をティオフ

■最後はパッティング勝負になる

「新南愛知カントリークラブ美浜コース」は、知多半島の自然を取り込み、地形を生かして造られた、伊勢湾を望む丘陵コース。

フラットだが、コースは林でセパレートされ、グリーン周りも木々が‎覆う。このため、ベントの大きいグリーンが小さく見え、距離感もつかみにくい。また、池やバンカーが巧みに配され、ラフも深い。さらに風が強く吹けば、難易度が増すという厄介なコースだ。

このコースで勝つための条件は何か。過去4大会優勝者の当該年度スタッツから、何らかの傾向が読み取れないか調べてみた。すると、パッティングが鍵になることが見えてきた。以下の表を見てもらいたい。

過去4大会優勝者の当該年度のスタッツ

ご覧の通り、優勝した4選手ともパーオンホールの平均パット数がトップ10以内。確かにパットの名手がそろっている。次いで挙げるとすれば、平均バーディ数。4選手とも上位につけていたことが分かる。

OBは駄目、池やバンカーも避けたいし、ラフも深い。となれば、当然フェアウェーキープが重要。さらにグリーンが大きく、傾斜もあるので、的確な場所に置くショット力が必要。そうしたマネジメントを行いつつも、最後はパッティング勝負になるということだろう。

従って、もっとも重視するのは、パーオンホールの平均パット数。それを補完するものとして、平均バーディ数ということになる。今季ここまでの両スタッツの上位選手を見てみよう。

今季の平均パット数と平均バーディ数

見ての通り、順位の変動はあるが、トップ10の顔触れはまったく同じ。関係性が深いスタッツとはいえ、ここまでそろうのは珍しいのではないか。このうち、今季優勝がないのは、野澤真央と上田桃子のみ。逆にいえば、そのくらい重要なスタッツなのだ。

エントリーしていない申ジエ(韓国)を除き、ここに名前のある9選手は誰が勝ってもおかしくないだろう。中でも、前週メジャーで最終日終盤に粘り、3位タイまで上げてきた山下美夢有は、やはり底力がある。申が不在の大会でポイントを積み上げたいところだ。

だが、この9選手以外にも強力な優勝候補がいる。古江と西村だ。

2人はともにパットの名手であり、曲がらないティーショットにも定評がある。特に古江は、前週「クローガー・クイーンシティ選手権」を欠場し、早めに日本に戻ってきた。古江が久々の日本ツアーでいきなり優勝する可能性は低くない、むしろ高いとみている。

初日の注目組だが、まずは菊地絵理香、西郷真央、古江のペアリング。1番から8時20分にティーオフする。次に吉田優利、櫻井心那、山下の組。8時40分、1番スタートとなる。そして、稲見萌寧、前週メジャーを制した神谷そら、ディフェンディング・チャンピオンの尾関の組み合わせ。1番から8時50分にスタートする。

■有力選手のペアリング

なお、有力選手の主なペアリングは以下の通り。

1番スタート/8:00/飯島早織(アマチュア)、岩井千怜、青木瀬令奈1番スタート/8:10/川﨑春花、岩井明愛、原英莉花1番スタート/8:20/菊地絵理香、西郷真央、古江彩佳1番スタート/8:30/馬場咲希(アマチュア)、菅沼菜々、西村優菜1番スタート/8:40/吉田優利、櫻井心那、山下美夢有1番スタート/8:50/稲見萌寧、神谷そら、尾関彩美悠1番スタート/9:00/小祝さくら、金田久美子、川岸史果1番スタート/9:10/穴井詩、堀琴音、全美貞(韓国)1番スタート/9:30/大里桃子、小滝水音、上田桃子1番スタート/9:40/笠りつ子、高橋彩華、鈴木愛1番スタート/9:50/三ヶ島かな、金澤志奈、藤田さいき

◆前週優勝の神谷そらは稲見萌寧、昨年の覇者、尾関彩美悠と 帰国参戦の西村優菜は馬場咲希、菅沼菜々と初日をティオフ

◆4カ月ぶり日本凱旋…西村優菜「米国での成長を感じてほしい」15日開幕の住友生命Vitalityレディス 東海クラシックへ

◆北の大地・北海道決戦 今季2勝の金谷拓実は、河本力、平田憲聖の組み合わせで初日を戦う

文●河野道久

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