【男子ゴルフ】石川遼、“バースデー優勝”へ 過去1勝トップ10入り4回、得意の輪厚で昨年のリベンジなるか | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【男子ゴルフ】石川遼、“バースデー優勝”へ 過去1勝トップ10入り4回、得意の輪厚で昨年のリベンジなるか

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【男子ゴルフ】石川遼、“バースデー優勝”へ 過去1勝トップ10入り4回、得意の輪厚で昨年のリベンジなるか
  • 【男子ゴルフ】石川遼、“バースデー優勝”へ 過去1勝トップ10入り4回、得意の輪厚で昨年のリベンジなるか

国内男子ゴルフの第17戦「ANAオープンゴルフトーナメント」(札幌ゴルフ倶楽部・輪厚コース)が、14日に開幕する。

今年は昨年のプレーオフで劇的なショットインイーグルを決め優勝した大槻智春、その大槻と首位を争った石川遼、賞金ランク2位の金谷拓実などが出場予定。とくに今季未勝利の石川は最終日が32歳の誕生日ということもあり、バースデーを白星で飾れるか注目したいところだ。

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■ショット精度とアグレッシブさで優勝を狙う

石川は同大会に2008年から22年までで11度出場し、優勝1回、トップ10入り4回、予選落ち2回とコースとの相性は良い。優勝した15年を振り返ると、石川の持ち味であるアグレッシブなゴルフで攻め切り優勝。フェアウェイキープ率は32.140%と低調だったものの、米ツアーで得た技術を駆使して、札幌GCを攻略してみせた。

この当時は「ビリで予選落ちをしてもいいからドライバーで、自由にチャレンジしてみたい」と語るように正攻法とは程遠い攻め方で、一つ歯車が狂えば下位に沈むこともあり得た。予選落ちとなった08年と11年のスタッツを見ると、フェアウェイキープ率は2日間の平均が39.285%(08年)、21.430%(11年)と低迷。例年スコアの伸ばし合いとなるため、ある程度のアグレッシブさは必要だが、無理な攻め方だけでは優勝は難しい。

2位となった昨年や3位で終えた16年のスタッツを見ると、フェアウェイキープ率はどちらも50%を超え、トータルドライビングも上位に入る水準。石川がトップ3に入った年はティーショットの安定感があったことが分かる。

今季の石川はというと、ドライビングディスタンス310.55ヤード、フェアウェイキープ率54.155%と自己最高を記録。ドライバーショットの精度を表すトータルドライビングは77(13位)という数値を出している。これだけ狙い通りにティーショットを打てれば、アグレッシブに攻めても大きなショットの乱れは少ないだろう。それに加え、守るべきところは守るといったマネジメントができれば、昨年と同じく優勝争いに加わる可能性も高い。

石川の大爆発はドライバーから。今季のショット精度であれば、いつ優勝してもおかしくはないだろう。今の石川なら誕生日を盛大に祝うことができそうだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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