【ボクシング】井上尚弥、8R1分14秒TKO勝ち “右ストレート”でフルトン圧倒し世界4階級制覇 2階級4団体統一へ前進 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ボクシング】井上尚弥、8R1分14秒TKO勝ち “右ストレート”でフルトン圧倒し世界4階級制覇 2階級4団体統一へ前進

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【ボクシング】井上尚弥、8R1分14秒TKO勝ち “右ストレート”でフルトン圧倒し世界4階級制覇 2階級4団体統一へ前進
  • 【ボクシング】井上尚弥、8R1分14秒TKO勝ち “右ストレート”でフルトン圧倒し世界4階級制覇 2階級4団体統一へ前進

ボクシング元バンタム級4団体統一王者の井上尚弥は25日、東京・有明アリーナで開催された「NTTドコモPresents WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ スティーブン・フルトン VS 井上尚弥」でWBC・WBO王者のスティーブン・フルトン(米国)と対戦。8ラウンド1分14秒でTKO勝ちし、転向後初戦にして2団体の世界王座を獲得した。

◆【実際のKOシーン】井上尚弥がスティーブン・フルトンを追い込み、右ストレートが炸裂

■「逃げるフルトン、追う井上」の展開に

5年2カ月ぶりに「挑戦者」としてタイトルマッチに臨んだ井上。階級を上げてもそのパンチ力は健在だった。

ゴングが鳴ると距離を遠目に設定し、パンチの差し合いとなった。プレッシャーを掛け続ける井上が距離を詰め、威力のあるボディやジャブを叩き込む。フルトンは序盤からバックステップで後ろに下がり、井上の予想通り「逃げるフルトン、追う井上」の展開となった。第2ラウンド早々、井上のパンチが一、2発入りフルトンがよろける場面も。フルトンは井上のパンチ力を警戒、井上からジャブを差し込まれ思うように前に攻め込めない。

第3ラウンドからフルトンがペースを掴もうと、ジャブを積極的に打ち始める。アウトボクシングに徹し的確にポイントを重ねるフルトンだが、井上のボディを嫌がるそぶりを見せる。徐々にスピードに慣れ始めたフルトンが井上のパンチをガードしポイントを重ねる。試合は依然、井上のペースで進む。

試合が決まったのは第8ラウンド。井上がダメージの溜まってきたフルトンに容赦なくパンチを叩き込む。右ストレートがヒットしフルトンがダウン。場内は大歓声に包まれた。立ち上がったフルトンに対し歓声のなか井上は左右のワンツーを繰り出し最後はレフェリーストップ。井上が無敗の王者フルトンを下し新王者となった。

井上の戦績はこの試合で25戦25勝22KO、フルトンは22戦21勝1敗8KOとした。これで井上は世界戦20連勝。井岡一翔に続く日本人2人目の世界4階級制覇王者となった。

「世界初の2階級4団体統一を目指します」を宣言していた井上。転向後初戦で大きな一歩を踏み出した。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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