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PGAツアーも全英オープンが終了し、レギュラーツアー2戦、プレーオフシリーズ3戦を残すのみとなった。
松山英樹は全英オープンを13位タイで終え、フェデックスカップを2ランク上げたものの現在54位。プレーオフシリーズ最終戦である「ツアー選手権」への出場資格であるフェデックスカップ上位30名には届いていない。
なんとしてでも最終戦までにフェデックスカップランキングを30位以内にもっていきたいところだが、そのためには残り試合を休まず出場し結果を残すことが必要。まさに正念場と言える。
まずは27日から行われる「3Mオープン」(ミネソタ州/TPCツインシティーズ/7431ヤード、パー71)で最低でもトップ10入りを果たしたいところだ。
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■相性の良い3Mオープン
松山は3Mオープンには2019年と22年に出場。19年は通算16アンダー、7位タイでホールアウトしているが、昨年は第1ラウンド終了後に手首の痛みで棄権した。今年も首の痛みを抱えながらのラウンドが続いており、痛みが悪化すれば棄権の可能性も考えられるが、それ以外は相性の良い大会と言える。
というのも会場となるTPCツインシティーズはグリーン周りに大きなバンカーや池、クリークが絡み、攻略には点で攻めるショット力が必要となってくるからだ。
今季の松山は、怪我の影響がありながらもセカンドショットやパー3のティーショット時の貢献度を測るストロークゲインド(SG)・アプローチで0.585(15位)を記録。特に200ヤード以内のショット精度が高く、175~200ヤード以内の精度は7位、125~150ヤードは26位、50~125ヤードは2位という高い水準を誇っている。
またグリーン周りのショット精度も上がっており、100ヤード以内のショット精度は1位を記録。リカバリー率も64.81%(12位)と、簡単には崩れないゴルフを続けている。
怪我の不安はあるが、松山の代名詞であるショット力は健在。持ち味を生かして昨年のソニーオープン以来となる優勝なるか注目だ。
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文●SPREAD編集部